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2008年4月 3日 (木)

「平和原理主義」

 「軍縮問題資料」という雑誌が廃刊になって3年たった。主宰した宇都宮徳馬氏が亡くなってからやがて8年になる。やや長い引用で申し訳ないが、1994年の同誌6月号に掲載された宇都宮氏の巻頭言「真剣に守ろう平和憲法」の中に、まさに今こそ「真剣に」検討されるべき提言のあることを紹介しよう。(下線・管理人)

     私たち日本人は、この際みずからの平和
       憲法を世界政治の原理とする活動を、速や
       かに開始せねばならない。世界の諸国民
       は、日本が、その深刻な体験から得た平和
   主義に基づく発言を求めており、日本の民
   族はまた、そのような発言をする道徳的な
   優位がある。わが国が国連安保理の常任
   理事国に選ばれるとするならば、その最大
   の意義と使命は、まさにこの点にある。か
   りにも、野放図な大国意識を振り回した
   り、海外派兵を当然視するように姿勢は
   厳に戒むべきである。

 執筆した時期は、同年4月に細川首相が退陣の意をもらし、28日に羽田内閣となった頃であろう。1月の参議院本会議で社会党等与党の造反者により政治改革関連法案が否決され、両院協議会で施行期日抜きにして両院を通すなど政局の混乱ぶりは今と似ている。

 氏が「真剣に」といったのは、政治家がこういった平和構築のための施策を放り出して「権力抗争に血道をあげている」すがた、特に当時は大政党であった社会党に対する「歯がゆさ」からもきている。ちなみに、同氏は76年に離党はしたものの、自民党の出身者である。

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コメント

はじめまして。
 貴ブログへの突然の書き込みの非礼をお許しください。この度、私たちは「運動型新党・革命21」の準備会をスタートさせました。

 この目的は、アメリカを中心とする世界の戦争と経済崩壊、そして日本の自公政権による軍事強化政策と福祉・労働者切り捨て・人権抑圧政策などに抗し、新しい政治潮流・集団を創りだしたいと願ってのことです。私たちは、この数十年の左翼間対立の原因を検証し「運動型新党」を多様な意見・異論が共存し、さまざまなグループ・政治集団が協同できるネットワーク型の「運動型の党」として推進していきたく思っています。
(既存の中央集権主義に替わる民主自治制を組織原理とする運動型党[構成員主権・民主自治制・ラジカル民主主義・公開制]の4原則の組織原理。)

 この呼びかけは、日本の労働運動の再興・再建を願う、関西生コン・関西管理職ユニオンなどの労働者有志が軸に担っています。ぜひともこの歴史的試みにご賛同・ご参加いただきたく、お願いする次第です。なお「運動型新党準備会・呼びかけ」全文は、当サイトでご覧になれます。rev@com21.jp

投稿: 革命21事務局 | 2008年10月15日 (水) 15時43分

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