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2008年2月13日 (水)

日米安保再再定義の準備

     CNNの12日午後10時(日本時間13日
    正午)現在の集計によると、民主党の首
    都ワシントンの予備選はオバマ氏が76
    %、クリントン氏が24%。メリーランドは
    オバマ氏が63%、クリントン氏が34%。
    バージニアはオバマ氏が63%、クリント
    ン氏が36%。オバマ氏はこれで22州を
    制し、クリントン氏の12州を引き離した。
    これでオバマ氏の獲得代議員数は11
    95人となり、クリントン氏の1178人を逆
    転した。(アサヒ・コム)

 オバマ氏は、当初絶対有利と見られていたクリントン氏を逆転した。しかしまだ最終結果を予見するのは早い。ただアメリカが大幅に変貌する予兆にはなりそうだ。私はマケイン氏だけには大統領になってほしくないが、オバマ氏がいいのかクリントン氏がいいのかの判断がつかない。

 これまでの両氏の主張を聞いていると、オバマ氏を支持(1票にもならないが)したくなるのだが、仮に黒人の彼が大統領になるということは、アメリカ開闢以来のできごとである。当然、「黒人だから」という批判を招かないよう、政策の変更はクリントン氏以上に細心かつ慎重にならざるを得ないだろう。

 アメリカには、彼が大統領になったら、すぐ殺されるという噂があるという。まさか、とは思うがパウエル元国務長官に、大統領立候補の話があったとき、奥さんから「殺されるからやめておきなさい」といわれ断念したという話がある。

 KKKなどという得体の知れぬテロ組織を国内にかかえているアメリカに、「テロとの戦い」はその方を先にしたら、といいたくなる。それはともかく、民主党の大統領になれば米軍の展開に大きな変更がでてくることは違いないだろう。

 その場合、日本としてはブッシュを主導したネオコンから距離のあるオバマがいいのか、現在の日米同盟の基礎を作ったクリントンの細君がいいのかは即断しきれない。あるいは、それも、任命される新スタッフ次第ということになるのか。

 それによって、米軍再編の見直しや修正があることも当然考えられる。いままでの日本の場合は、ただ漫然とアメリカの世界戦略についていくだけで、主体性は全く感じられなかった。依然として北朝鮮・中国の脅威、テロとの戦い一本槍から抜け出していない。

 残念ながら、日本の新しい安全保障体制、平和への国家戦略を築き上げる有力な政治家が見あたらないのだ。現在の自公・民主・社共の枠組みでは無理であろう。やはり、大幅な政界再編で強力な指導力を持つ政党が出現しなければ実現しないのだろうか。しかし、アメリカの新大統領出現はそこまで来ている。準備は今ただちに始めなければならない。

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コメント

こんばんは、ましまさん。
どちらかというと、僕は、おばま氏のもたらすであろう変化に熱狂する「空気」に危険なものを感じますね。
まあ、90年代からアメリカでは、黒人系の指導者待望論はあったそうなので、落ち着いた判断の末、オバマ氏支持の方も多数居るとは思いますが。
激変によって常に若くあろうとするアメリカ社会のエネルギーは大好きです。
それが独占諸資本を培養するとしても・・。
それに反撃し昇華する働くものの、力となって転化する限りは、ね。
世界中に戦禍をモタラス兵隊養成大国としては問題が多いですね。他国理解も、ゲリラ戦技術向上の学科として存在しているようで、もったいない。そういった軍事費の多くを、真の世界理解に振り向け、銃を持つ若者を別の国際的な相互発展のお仕事へと送り込めたら、いい手は無いんですかね? 内向きと外向きのこんがらがりいをほどく・・。

投稿: 三介 | 2008年2月14日 (木) 02時34分

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