入門編・戦争とは8
人間はなぜ戦争をするのでしょうか。「人間も犬、猫のようにお互いに闘争心という本能があるから」なんていう人がかつていました。いや、今でもいます。動物でも植物でも種の保存本能というのはあります。まして、万物の霊長である人間が知恵のない闘争を続けるわけがありません。今やそのような発想は時代遅れになりました。
これまでも、不戦条約や国連憲章で各国が知恵をだしあった話をしました。それが無駄であったと思われていないことは、国連加盟国が設立当時の51カ国から192カ国に増えていることを見てもわかります。ただ「なぜ戦争がおこるのか」というのはとてもむつかしく、「入門編」とはいったものの、卒業のない課題だと考えておいた方がよさそうです。だからお話として聞いてください。
私は、戦争の原因は「差別」「経済」「拡張」「ナショナリズム」「宗教」の5つだと思います。その頭の1字をとると、サ・ケ・カ・ナ・シとなります。ま、そんなことはどうでもいいんですが、それがいくつかからみ合って「敵」と「味方」をきわだたせ、あおりたてて戦火を交えることになります。
まず「差別」について考えて見ましょう。今、中東で起きている戦争と混乱、大きく見るとイスラム教徒対キリスト教・ユダヤ教徒、アラブ・アジア民族対アングロサクソンといった、これまで否定されてきた「文明の衝突」といった色合いが強くなりつつあると見ています。
そうすると「宗教」ということになりますが、エルサレムの聖地帰属問題をのぞいて宗教中心の戦争ではありません。西欧とイスラムの文化の違い、その違いをお互いに蔑視していること、ことに、西欧側から見た「遅れたイスラム教」という差別意識を抜きにしては、考えられないことが多くあります。
これは、ユダヤ教やキリスト教より新しい信仰であるイスラム教徒にとってたえられないことです。 中国・朝鮮と日本の間にも蔑視という差別意識がありました。すくなくとも江戸時代まで中国・朝鮮の文化は、日本人の尊敬の的でした。それが、明治の改革で急速に西欧文明を取り入れ、近代化に成功すると、「日本の親切心がわからずさかうらみをする」後進民族という差別意識に変わりました。
それは、日清戦争後にではじめ、第1次世界大戦後から露骨になった現象だと思います。そういった見当違いの差別意識が、別の形で現在残っているというか、生まれてきていることは大変残念なことだと思います。媚中派だとか反日を叫ぶ心ない自損行為は、今年あたりでそろそろ卒業してほしいものです。
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コメント
戦争原因は多彩でしょうが、防止策は単純で、
①内政不干渉
②侵略戦争の禁止
③人道犯罪の処罰
につきるのではないでしょうか?
投稿: 罵愚 | 2008年2月 1日 (金) 05時45分