« 台湾独立 | トップページ | とりがなく »

2008年1月15日 (火)

あおによし

2008_01150037  「あおによし」というのは、奈良のまくらことばである。この意味について、「青丹よし」、つまり寺院仏閣の鮮やかな丹色が背景の緑の中で映える、という説を聞いたことがある。写真は、近くの国分寺の山門だが、暮れに丹のお色直しをしてひときわ鮮やかになった。

 緑の映える時期になってから撮ろうと思っていたが、「狸便乱亭」でtani兄のエントリー「親寺」を拝見、前倒しにした。後方に見える本堂とやや不釣り合いだが、この仁王門には「金光明四天王護国之寺」と書いた額がある。2008_01150039

 ちゃちい感じがするが、この寺名は聖武天皇の勅願で建てられた奈良の東大寺と同じである。つまりこの門は奈良時代を擬したもので、この寺創建時の門の半分か3分の2程度のレプリカ?といえるが、その心意気だけは買っておきたい。

 であれば国分寺の総本山・東大寺の末寺で華厳宗ということになるのだが、さにあらず。真言宗の国分山国分寺である。さらに近くに龍珠院と称するこれも由緒ありそうな寺がある。こちらは、門柱に「真言宗豊山派」と書いてある。

 そうすると、奈良も南へ行って大和朝廷発祥の地といわれる纏向(まきむく)、磐余(いわれ)と初瀬川をさかのぼった先にある長谷寺が総本山ということになる。これも天武天皇や聖武天皇とのゆかりがある古刹である。

 ある日、地元の史家と話していたら、龍珠院は国分寺の末寺だという。さあ、ややこしくなった。総本山とか大本山というのはよく聞くが、中本山とか、小本山というのはあまり聞いたことがない。大寺院から分かれた寺というか、協力関係にある寺を末寺と呼ぶことはよくある。

 「前寺」というのがある。これと似ているが「後寺」というのはないので、これは「門前の寺」の意味であろう。そうするとtani翁のいう「親寺」というのがあっても良さそうだ。こんど住職にあったら聞いてみよう。

あおよし」続編

|

« 台湾独立 | トップページ | とりがなく »

エッセイ」カテゴリの記事

コメント

>長谷寺
今晩は、ましまさん。TB有り難うございます。此処が父方の故郷なんですよ。
三輪山の東。此処
桜井から吉野へ抜ける県道、趣のある道やったような記憶があります。10年位前に1度走ったきりですので、うろ覚えですが・・。
>真言宗
っていうことは、弘法さんの流れですね? 日本史には、いろんな宗派(流派?)が混泉してて、ややこしすぎます。

投稿: 三介 | 2008年1月15日 (火) 23時12分

拙ブログの紹介まで賜り、感謝感激雨霰飛び散ります。
重要法案が、粛々と通過「反戦基地」にあるものは、虚脱感と絶望だけ。
べんせいしゅくしゅくたにした山房冬の月   谷人
朝青龍の完敗とは何の関係もございません。          

投稿: tani | 2008年1月16日 (水) 08時47分

三介 さま
tani さま
コメントありがとうございます。
図に乗って次は「とりがなく」にしようかな。

投稿: ましま | 2008年1月16日 (水) 09時24分

 TBありがとうございました・・・。
 キレイに塗られた山門ですネ☆ 国分寺で真言宗なんてあるんですか・・・? 初めて知りました。

投稿: 棘入り《妄言録》!  | 2008年1月17日 (木) 00時19分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/9898436

この記事へのトラックバック一覧です: あおによし:

» 「3カニコウモル」「ポルシェ?」07年チンピラ発言大賞! [いわいわブレーク]
ガルブレイス「依存(見せびらかし)効果」批判・序。 [端書] もう少し、「ミイラ」(レーニン廟や保存食技術)等のことをまとめてからアップしようと思っていたのですけど、時間が掛かりそうなので、それはまた何時か・・。 とりあえず「序」(導入)ということで・..... [続きを読む]

受信: 2008年1月15日 (火) 23時26分

« 台湾独立 | トップページ | とりがなく »