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2007年12月24日 (月)

ニートと居候

   居候 三杯目にはそっと出し

 最もポピュラーな川柳である。居候は、別名掛人(かかりうど)ともいう。職につけず他人の家で徒食している人をいう。

   食うも憂し 食わぬも辛し掛人
   掛人 隣へ腹を立てに行き
   居候 角な座敷を丸く掃き

 よくあるのが、親から勘当を受けた若旦那が出入りの親方の家などに転がり込み、食っては寝、寝ては食うの生活。親方から仕事をみつけてもらって、慣れない仕事に出るが失敗の連続、「湯屋番」など落語の題材でおなじみだ。

 居候とニートでは重なる部分もあるが、印象が全くちがう。NEET(Not in Employment, Education or Training)で直訳すると「就業、就学、職業訓練のいずれもしていない人」だという。それならば当管理人もニートの生活だが、次のように年齢制限があってはずされる。

 英国の定義では、16から18歳、日本のような「ひきこもり」とか「働く気のない若者」というイメージではなく、家事従事者やボランティアなども含まれており、言葉としては日本ほど普及してないそうだ。

 日本では、内閣府の研究会が労働政策や税収のからみから15~34歳と定義しており、「就職したいが就職活動していない」または「就職したくない」者をいうことになっている。それがなんとなく「ひきこもり」のマイナスイメージにつながって、「居候」のような余裕や洒落が利かない存在にしている。

 江戸時代のような、おおらかさ、大人の風流、洒脱が日本の社会から消えて久しい。(「居候」は『日本故事物語』河出書房新社、「ニート」は「はてなダイアリー・キーワード」などを参照)

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