« ニートと居候 | トップページ | 入門編・戦争とは2 »

2007年12月25日 (火)

入門編・戦争とは1

 かっこいい戦争って考えたことがありますか?。1対1のけんかは戦争のおおもとです。ちゃんとルールを決めて戦います。西部劇のピストル早撃ち、侍の刀による果たし合い、決闘の場面はかっこいいですよね。

 王様とか大名とかが自分の領地や地位を争って始まる戦争もたくさんありました。その場合はけらいである騎士とかさむらいをつれて力を競い合います。これにも騎士道とか武士道があってルールを破ることを恥としました。つまり戦いのプロとしてのプライドです。

 プロでない農民とか商人などは、戦争で迷惑することがあっても、ふつうはて戦争に参加することはありませんでした。科学技術が発達し生産が高まり商業が盛んになると、王様個人の国でなく、法律を作り市民が国の中心をになうようにようすが変わってきます。

 いわゆる「国民国家」と「国軍」の誕生です。戦争の勝ち負けは王様や武士の強さでなく、その国の経済力、人口、国民の意思などすべての力が試されるようになりました。そのためには、市民も戦争に参加しなければなりません。徴兵制度もその一環で、軍隊を特別扱いするような法律も必要になってきます。これは後にふれたいと思います。

 国同士の利害が対立したり、勢力争いで衝突して外交で解決しないと戦争になります。西欧ではお互いに軍事力を競い合い、また世界で植民地をうばい合う関係ににりました。しかしルールのようなものは一応存在し、明治政権はこれを必死に勉強したものです。

 さて、またかっこいい話に戻ります。軍艦はかっこいいですね。飛行機もそうですが、宇宙までからむともうゲームそのものだ。それに強力な近代兵器があって強力な敵を爆破しながら前進する。邪悪な敵は正義に必ずうち負かされる。アレッ、どっかで聴いたことがりますね。このことば。

 戦争の姿をすっかり変えさせたのが、第一次世界大戦です。遠くからでもねらい打ちできるライフル銃は、それまでかっこよく戦場をさきがけた騎兵を役に立たなくしました。数はすくなかったものの、飛行機や戦車などの近代兵器や、大量破壊兵器の毒ガスまで登場しました。

 そして、ドイツを中心に1200万人の死者をだし、町も村も草も生えないほど破壊され、生きた家畜もみられないという惨状を呈しました。その戦争被害の大きさや民衆の悲惨さは、勝った方でさえ無視することができませんでした。

 「戦争はもうしないことにしよう」という「不戦条約」や「国際連盟」という機関は、この反省から生まれたものです。つまり戦争は「かっこわるいもの」というのが、欧米を中心に世界の共通認識になったのです。これが、新しいルールなのです。

(追記)「戦争とは」のシリーズは、カテゴリ(左帯)を新たに設けました。関連記事はそこでご覧ください。

|

« ニートと居候 | トップページ | 入門編・戦争とは2 »

戦争とは」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/9563597

この記事へのトラックバック一覧です: 入門編・戦争とは1:

» R&Rで「駆けつけ警護」をKO!「むしむし軍歌」と「すてごま」by甲本ヒロト [多文化・多民族・多国籍社会で「人として」]
2007.12.25.21:30ころ 今日、たまたま、ザ・クロマニヨンズの「むし [続きを読む]

受信: 2007年12月25日 (火) 21時26分

» 勝訴の見込みありと裁判所が認定 ― 弁護士なしで悪徳弁護士を提訴 ― [鳥居正宏のときどきLOGOS]
本日、午後から大阪地方裁判所民事部の書記官からの呼び出しがあり、裁判所へ出向きました。 呼び出しの内容は、私を陥れた、詐欺まがいの大阪弁護士会所属弁護士に対して、私が新たに弁護士をたてることなく、弁護士なしの自... [続きを読む]

受信: 2007年12月26日 (水) 00時18分

« ニートと居候 | トップページ | 入門編・戦争とは2 »