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2007年11月25日 (日)

世界の孤児

     米国百パーセント追随スタンスを見直し、
     時と場合によっては堂々と“NOと言え
     る日本”へ変えていくべきである。いつ
     までも米国百パーセント追随では、日本
     の国益を損ない、いずれは日本全体にマ
     イナスが及びかねない。
      日本は米国との協調をベースとしつつ、
     もっと視野を広げ、国際協調、国連重視
     の立場を鮮明にすべきである。日米同盟
     を最重視することは、結果的に対EU、
     対アジアとの関係を希薄化させてしまう。
     国際協調や多国間主義という視点は、米
     国だけではなく日本にもまた該当するも
     のである。

 上の引用文は、今のことではない。約3年前、ブッシュが再選され、一国単独行動主義を見直そうとしている頃、明大教授で経済評論家の高木勝氏が『アメリカ一国支配の終焉』(講談社+α新書)の中で書かれたことである。

 当時、小泉政権のもと、中国・北朝鮮はもとより韓国でも竹島問題などに火がつき、アジア外交は二の次、TV番組などを通じて米国百パーセント傾斜を公然と支持する論者が多かった。あとを継いだ安倍内閣は、対中国関係を「靖国不言及」で修復したものの、改憲や日米ネオコン依存政策はむしろ促進されようとしていた。

 今、参院の与野党逆転、安倍退陣、福田新路線で果たしてうまい舵取りができるのだろうか。テロ特措法の迷走ぶりは世界の中で恥である。「テロとの戦いを放棄するのか」、「給油活動を続けないと国際的信用を失う」などという口実はウソ、そういった小泉時代から一歩もでていない人が、まだ与党に大勢いる。

 福田首相は、海上給油活動中断の結果を点検し復活を断念するとか、イラク空輸協力の段階的撤退の検討を開始するなど、党内の石頭勢力をはなれて福田カラーを前面に打ち出したらどうか。それができなければ、解散総選挙で政界再編を待つしかない。

 最後に、毎日新聞に記載された■ブッシュ米大統領のイラク戦争を支持した主要国首脳のその後■を要約しておこう。
 日本をのぞいて、すべての国で対米追随政策の修正や撤退がはかられており、昨日のオーストラリア総選挙では、労働党のラッド氏が勝利、イラク撤退が現実味を帯びてきた。これはまさに「アメリカ一国支配の終焉」の最終段階で、最後の盟友日本の立場は、そうとう高く売れるのではないか。

スペイン アスナール首相  
     04年4月 総選挙敗北で辞任 
イタリア ベルルスコーニ首相
    06/5   総選挙敗北で辞任
日本   小泉首相       
    06/9   総裁任期切れ安倍後継
イギリス ブレア首相
    07/6   支持率低下で辞任
オーストラリア ハワード首相
    07/11  総選挙敗北で辞任へ
 

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コメント

ご無沙汰。本当におっしゃる通りですね。
見事に 分り易い分析ですね。イラク戦争は
どうなるのでしょう。米軍撤退は何年先だろうか。意外と早いかもしれない。援軍なしに
なってきますもの。残るは日本だけみたいになって逆切れしてはもともこもなくなりますからね。まだ自衛隊の空軍はいるのでしょう。少なくも 反自公政権を我々が実現することが目前の目標にしていかねばなりませんと思っています。それが最低限の孤児から脱却の第一歩って気がいたします。では。

投稿: 鴨之嘴2 | 2007年11月25日 (日) 23時44分

鴨之嘴2 さま
コメントありがとうございました。パソコンはもう直りましたか?。
鴨さまのご激励でがんばって「世界の孤児」パート2をあげました。見てください。

投稿: ましま | 2007年11月26日 (月) 11時38分

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