« 守屋追求の限界 | トップページ | 戦争とは 1 »

2007年11月16日 (金)

はこ物

 箱物(はこもの)とは、行政が設置する公共施設のうち、特に中身(住民の利用や運営に必要な専門スタッフなど)が追いつかない状態のものを揶揄的に表現した言葉。(ウィキペディア)

2007_11100003  写真は近くの市立博物館の階段下のスペースである。全国の博物館、美術館のポスターやチラシなどのコーナーで、ほかにも階段の途中などあらゆるスペースにあふれかえっており、ここに写っているのは全体の3分の1程度である。

 全国の市町村にはほとんどと言っていいほど郷土資料館とか歴史博物館といったができたようだ。このほかホール、記念館、レジャー施設など、最近は利用者がすくないのと維持経費がかかるので厄介者扱いにされているケースも少なくない。

 そういった施設担当者にとっては、利用者を一人でもふやすことが至上命令になっているのだろう。その現れがコーナーかも知れないが、ここでも費用対効果の実があがっているようには見えない。

 「はこ物」といっても、一概に不要な設備投資、税金の無駄遣いとはいえない。教育施設、文化施設として恒常的に地域に根付いている施設も少なくない。また、旅行者などにとって、その地域を手っ取り早く知る便宜も提供している。

 そういったニーズを的確につかんで、綿密に計画された「はこ物」なら失敗はない。建設投資を増やすためとか、根拠のない地域振興策の皮算用で多額の借金までして作るから廃墟同然の施設になってしまうのだ。

 最近、地方財政の逼迫により、役に立つ施設でありながら「はこ物」なるが故に要員を減らしたり、経費を削減する傾向が見られる。これは本末転倒で、地方の衰退を促進することになりかねない。活かすも殺すも人次第である。行政をもうけ仕事にさせてはいけない。

|

« 守屋追求の限界 | トップページ | 戦争とは 1 »

エッセイ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/468248/8949158

この記事へのトラックバック一覧です: はこ物:

» JR採用差別全面解決を迫る大街頭演説会in京都 [アッテンボローの雑記帳]
 JR京都駅前の京都タワーの前で、今日夕方6時からJR採用差別全面解決を迫る大街 [続きを読む]

受信: 2007年11月17日 (土) 03時47分

« 守屋追求の限界 | トップページ | 戦争とは 1 »