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2007年9月28日 (金)

危ない原発と報道

 新潟県柏崎刈羽原発が中越沖地震で受けた被害について、東電は27日に追加発表をした。被害を受けたのは1号機の気水分離器で、地震当時定期点検のため炉外のプール内に置かれていた。被害は地震の揺れで、ステンレス製のガイドピン2本と脚4本が曲がるなど変形していたものである。

 中部電力は27日、静岡県御前崎の浜岡原発から白金製円盤プレート138枚(約1000万円)が盗まれたと発表した。このプレートは、放射線管理区域内の計器室で登録した係員しか出入りできず、かぎ付きのケースに収められていたが放射能は帯びていないという。

 以上の2件は、今朝の毎日新聞に掲載された記事の要旨である。前者はなぜ地震後3カ月以上たった今頃発表されたのか、あるいは今頃になって発見したのかには触れられていない。また後者は、テロリストがその気になれば容易に放射能物質を持ち出せるずさんな管理体制を露呈した記事だ。

 毎日新聞を購読されている方で、以上の記事にお気づきの方は、はたして何人いるだろう。本来なら両方あわせて、電力会社の原発事故隠蔽体質やずさんな管理体制をつく大きな記事になってもいいのだが、後者は31面最下段の「埋め草」扱い、前者は3面最下段の下、「隙間段(注)」である。

 取材した記者は違うし、その所属部とか中央、地方の違いもあるのかも知れない。するとデスクも違い整理部でも気がつかなかった、ということなのだろうか。そんなことは別にしても、環境問題や原油など一次エネルギー価格の高騰から、原子力エネルギーを国民がどう考えるべきかに係わる大切な情報であることを忘れないでほしい。

(注)「隙間段」呼称は知らないが、毎日新聞が頁を真ん中で折ったままでも読めるように設けた特殊な段構成。広告の上下の寸法は、各社共通で決まっており、その寸法調整のために通常の段の半分以下の狭い段を最下部に設けたもの。
旧ブログより転載

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