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2007年9月 1日 (土)

「共同体・序章」はるか

 昨日エントリーした「東アジア共同体」構想に関連し、『毎日新聞』が今日から「共同体・序章」と題する特集を開始した。第1回目のタイトルは、<「対米配慮」際だつ日本>、<「広域化」望まぬ中国>、<「靖国」こだわる韓国>で、その内容として、米国、インド、EUなどの思惑が交錯する中、主導権争いだけが先行する混沌とした状況を伝えた。その中でEUと関連する気になった部分の引用をする。

  歴史問題を焦点にした韓国の「多角外交」は、すでに始まっている。欧州を歴訪した潘基文(パンキムン)外交通商相は1日、欧州連合(EU)の本部があるブリュッセルで「(EU加盟国で構成する)欧州議会の議員も(小泉首相の靖国参拝を)認めがたいという反応をみせた」と述べた。歴史問題の解消策としても重大な役割を担った欧州共同体(EUの前身)が置かれた象徴的な場所での発言は、小泉首相の靖国参拝が、中韓だけの問題ではなく、ましてや「共同体構想」とはかけ離れた次元であることを暗示している。(後略)【ソウル堀信一郎】

 EUの反応については、伝聞報道なので正確なところはわからないが、靖国参拝の韓国側の主張を支持したということではなく、共同への大目的を前に、首相の私的な行動で進展をさまたげている事実について、疑義を差し挟んだものと解釈してよさそうだ。

 これを、小泉個人が招いた一時的な現象として見過ごしていいのだろうか。アジアのつまはじき者となり、アメリカへの傾斜をますます深めなければならないようなところへ追い込まれることが、日頃の小泉発言からみて、果たして杞憂といいきれるのだろうか。(05/12/8「反戦老年委員会」より再録)

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