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2007年8月30日 (木)

欧州憲法の否決

2005-05-31

 「1958年1月に発足したEECは、経済活動にウエートを置く、すぐれて<Low Political>な組織ではあったが、その設立の重要な契機として、米ソ対立の深刻な冷戦のなかで、欧州の将来を米ソ二核大国にゆだねるのではなく、自らの手にその運命の決定権を握ること、そのためには米ソに対して発言権を有する<強大な欧州>の構築が不可欠であるとの加盟国共通の認識があったと考えられる」(小屋修一著『欧州連合論』)。

 欧州憲法批准に反対、というフランスの国民投票の結果がでた。EUへの道のりは日米安保が構想される前からはじまっている。文豪ヴィクトル・ユゴーが「欧州合衆国」創設を提言したのは1847年、150年以上も前のこと、ここで何もあせることはない。

 あせらなくてはならないのは、こちらの方だ。いまだに将来への理念も描けず、靖国だ、歴史問題だなどでごたごたを続けている日中韓の近視眼的指導者のもとでは、100年、いや500年河清を待たなければならないのだろうか。(05/5/31「反戦老年委員会」より再録)

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