2019年11月13日 (水)

北朝鮮とイラン

 アメリカとイランの対立に関し、安倍首相が古来友好国の日本が仲介、と言ってのこのこ出かけて行った。本塾は、点数稼ぎどころか失敗に終わると断定していたが、その通りになった。

 対立は、米、仏、独、EU、アメリカとイランの間にあった核開発制限協定を、トランプが単独破棄したことに始まる。

 ヨーロッパ諸国は、アメリカ主導の経済制裁などに加わららず妥協点を模索していたが、アメリカの圧力があって方向転換に向かった。

 英仏独と欧州連合(EU)は11日、イランが中部フォルドゥの地下施設でウラン濃縮を再開したことに対し「(イランの核合意逸脱が)加速している」と強い懸念を表明し、問題解決のために「制裁再開を検討する準備ができている」との声明を出した。イラン核合意維持を目指してきた欧州諸国が制裁について公式に言及するのは異例だ。(毎日新聞11/11夕、12朝)

 塾頭は、日本やヨーロッパが経済制裁に加わらず、アメリカの孤立を際立たせてトランプの翻意を促す方法はないか、それがイラン暴発を封ずる最善の道だと考えていた。

 イランは、ヨーロッパ諸国にも不信感を持った、というより、やはりイスラムの原理原則「目には目を」が働いたのだろう。

 北朝鮮も同様だが、北朝鮮にとって休戦状態にはあるもののアメリカは、依然として敵国のままである。

 韓国はアメリカの核の傘のもとにある。統一朝鮮を目指したい韓国に米軍が駐留し、核で守られているのに、北の核は一切認めないというのは、北にとって不公平で承服しがたいだろう。

 しかし北は、イランと違って核拡散防止条約国から脱退している。何をしようが干渉されることではないというという主張ができる。

 韓国の文政権がレームダックになっているので、アメリカと北の糸が切れる可能性がないのもイランとの違いだ。

一発触発の危機は、やはり中東を離れることはない、というのが目下の世界情勢の焦点になった。

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2019年11月12日 (火)

強い四股名

 ラグビー人気にわいた今年だが、大相撲の人気も衰えを見せない。

 そこで、普段あまり気にすることのない四股名を検討。これにもはやりすたりがある。幕内42人を見てみよう。

 伝統的なのが、最後に「山」か「海」がつく四股名で、それぞれ4人づついる。これに「富士」2人と「御岳」を山にくわえると7人、御嶽海は、山と海両方入っている。

 最近増えているのが、空飛ぶ動物関連。「鵬」が4人「竜・龍」も4人四股名に入れている。両方とも実在しない想像上の動物である。それに「鷲」1人と飛翔の「翔」3人を加えると12人となり、「山」「川」を圧倒する。

 空駆ける四股名は、モンゴル出身力士に多いような気がするが、鶴竜は実在する「ツル」と竜の両方取り込んでいる。御嶽海同様、欲張った四股名である。

 最近は「炎」とか「光」などキラキラ・ネームも増えているが、力士は欲張っ他方が勝ちになるようだ。

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2019年11月11日 (月)

民族差別の垣根

 ネット上で「日本が韓国にバカにされるのはなぜ?」という本の広告を見た。昔小学生のころ「チョウセン、チョウセンといてパカにするな、同チ飯食う、トコ違う」というはやし言葉がはやったことを覚えている。

 朝鮮人は濁音が苦手だ。現に農地で働いているオジさんからこのような言葉を返された経験もある。

 戦時中は先生の指導もあって、建前上差別は禁止され、いい子のすることではなかった。

 日韓併合が、漢民族にとって「侵略」であるとみるのは当然で、日本が「植民地」ではなく、合法的に「併合」し、欧米帝国主義から守ったというのは通用しない。

 上に見るような民族差別が存在する限り、真の友好関係構築はできないだろう。

 『反日種族主義-大韓民国の危機の根源』という本が韓国で爆発的に売れているという記事を9月29日に書いた。塾頭は、それだけでは「反日種族」はなくならないだろうと思う。

 なぜならば、日本国内で日韓併合前後の国際環境と、その後の日本のアジア政策の展開と敗戦に至る間の検証が不十分のまま放置されていることである。

 これは、摘発されるようなウソがないにしても、「先の戦争でアジアの多くの国の独立が実現した」というような史観で被害を軽視し、国家総動員令や従軍慰安婦の実態が韓国にとってどう影響したかなどについて、とりあげたのを見たことがない。

 これを解消させるのは、『反日種族……』発売に答える意味でも、日本の歴史研究者の責務になってきた。韓国学者との共同研究を進め、できれば北朝鮮や中国などの研究者などとも連携する方法を考えてもいい。

 過去にも同様な企画がなかったわけではない。問題点を掘り下げて意見の違いもそのまま併記することだ。

 そういったことが日韓関係の膠着状態から抜け出すひとつのきっかけになるのではないか。

 

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2019年11月10日 (日)

中国のゲーム規制

 犯人引き渡し協定反対で始まった香港のデモだが、すっかり中国の体制批判に様相が変わったようだ。

 「ゲームは1日90分まで」という中国政府の規制が報道された。若者がオンラインゲームに熱中し日常生活が困難になるゲーム障害の深刻化に対処するためという理由だ。

 ネットは政府が管理しており、1日90分までとか午後10時以降はつなげないようにするというものだ。ただし、両親のアカウントなどを使えばいいという抜け道はある。

 問題は、ゲームをやり過ぎると勉強・健康その他によくない影響があるということは、若者でも知っており、1日の時間をどう使うかという計画を立てる自らの努力も、放棄することになる。

 「なんでも政府が決めることに従っている方が楽で無難」という方向に向かえば、経済・科学・芸術などの進歩にブレーキがかかる。

 香港の若者は、基本的人権などという大上段に構えたスローガンより、ゲームの時間まで干渉されるという体制への警戒感が強いのではないか。

 

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2019年11月 9日 (土)

空き家対策

 市議会の広報紙を見ていたら、放置されている空き家対策の質問を受けたことに対し、市が「目下300棟ほどありこの、国の譲渡所得特別控除制度では、売却価格のうち3000万円を限度に差し引いた額で課税することになっており、これを周知させればいい。本市は不動産のニーズが高い」、という趣旨の答弁をしていることが分かった。

 市民の心配は、空き家に放火されたり、不審者に不法占拠されたり、荒れ放題になって生ずる近隣住民の被害であり、遠隔地にいる持ち主ではない。

 傍聴してないし、広報誌の要約ではわからない。しかし近隣住民の立場からの質問ではなかったようだ。

 問題となるような空き家は、3000万円以上もする物件ではない。持ち主は、売りたくても建物撤去費や整地費などを口実に買いたたかれ、足が出かねないのを心配しているのではないか。

 近隣に目につく空き家だが、我が家は改築したばかりで、荒れ放題になったり売ったりすることはないものの、よそ事のような議会応酬では困る。

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2019年11月 8日 (金)

「俗物」

 恒例により、ベタ記事から。(毎日新聞11/08・東京朝刊)

 北朝鮮の宋日昊(ソンイルホ)朝日国交正常化交渉担当大使は7日、談話を発表し、北朝鮮が先に発射した「超大型多連装ロケット砲」を日本が弾道ミサイルだとみないていることに反発し、安倍首相を「俗物」だと非難した。朝鮮中央通信が伝えた。(以下略)【北京、モスクワ共同】

 <俗物>ぞくぶつ、すっかり忘れていた言葉だ。ここ数十年、ほとんど見聞きすることがなくなったが、かつては会話の中でも普通に使われていた。

 広辞苑によると「名利にとらわれてばかりいるつまらない人物」とある。悪者でもあくぶつということはない。「ぞくぶつ」は、差別用語並ということで、自然淘汰されたのだろう。

 上記報道は、朝鮮語でどう表現されたのかわからない。多分、漢字で書けば日本語と同じだと想像される。朝鮮で多くの日本語が生き延びているといわれる。徴用工や慰安婦問題もその線上で考える必要があり、ややこしい話になる。

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2019年11月 7日 (木)

記事数3300

 本塾の記事は前回で3300件に達した。これほどの量になるとは想像もしていなかったし、その内容も記憶のかなたに消えたものが多い。

 その間、パソコンも数台目になり、使うソフトも追いつけないほど、日々刻々変化し続けている。

 当初から月別のバックアップはとっていたつもりだった。その外部装置をフロッピー、CD、DVDとつないできたが、新しいパソコンにはそのデッキすらついていない。

 まとめてエクスポートする方法もあるようだが、簡単ではないらしい。もうすこし様子見するしかないか。

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2019年11月 6日 (水)

文春砲、森田千葉県知事直撃

 本塾が10月8日に記事にした件、遂に11月7日発売の『週刊文春』による「文春砲」の直撃を受けることになった。

 その問題部分を本塾でこう記している。

 新聞の報ずる知事の行動とは次のようなものである。

・台風が通過した9月9日、当時の気象状況が基準に達していたにもかかわらず「災害警戒体制」に入らず、災害対策本部設置の前段階の「応急対策本部」も設置しなかった。

・台風15号通過時に一度も登庁せず、10日午前にようやく災害対策本部を設置した。

・当初、知事の初の被災地視察は14日とされていたが、県議会で10日の知事公用車の走行距離が109㌔に上ることを立憲民主党が指摘、県秘書課は、「知事は(10日に同県)富里市方面の被害地を回っていた」と説明を変更したが、途中で私用車に乗り換えるなど不自然な行動。

 文春砲はそれを徹底追跡、冨里や隣接する森田氏の別荘がある芝山町の町議・地元市民への取材で、知事や知事秘書室のウソを丹念に暴いたもの。さらに17年の県知事選における1100万円の使途不明金などの問題を5ページにわたって特集しているようだ。

 知事については、これまで2期目につなげてこれたことが不思議といっていいほどだった。

 議会もこんなことを見逃せるはずがない。かつての人気タレント候補も、不信任決議・辞職の途をたどることになるだろう。

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知性と感性

 戦後しばらくたって「知性」とか「感性」といった言葉がはやった記憶があるが、最近はあまり聞かない。もっとも哲学用語から来ているので、素人がほじくる言葉ではないのかも知れない。

 それを持ち出したのは、米大統領トランプの言いたい放題発言により世界に不安をまき散らしているだけでなく、国内からも有識者や与党の中からも彼の人格に疑いを持たれ始めているからだ。

 それにもかかわらず、米国内での評価が一定程度維持されているのは、人並み優れた「感性」があるからだろうか。でなければ、大不動産業を成功させたり大統領に選ばれるわけがない。

 我が安倍首相も似ているところがあったが、対イランやトルコへの政策にアメリカとの違いを示し始めた。知性のしからしめるところ、と言いたいが、能力に疑問のあるお友達閣僚の起用、モリ・カケ問題の処理などから見てそれはない。

 右派宰相ではあるが、吉田茂元首相、中曽根康弘元首相などなどには、知性を感ずるところがあった。

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2019年11月 5日 (火)

矢切の渡し流失

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 千葉日報の報ずるところによると、渡し場で、観光名所としても知られる「矢切の渡し」(松戸市下矢切)は。10月の台風19号で江戸川が増水、船乗り場の桟橋が流され運航できない状態が続いている。

 江戸初期は農民の移動手段などとして使われた。柴又を舞台にした映画「男はつらいよ」などに登場し、脚光を浴びるようになった。

 水かさは数メートル上がり、川岸から何十メートルも手前の土手まで水があふれ、船乗り場周辺は漂流物が散乱し補助エンジン2隻分が盗まれていたという。

 柴又からの観光客を乗せた船は、やや下流にあたる当地・市川市国府台公園の桟橋に着き、真間手児奈堂などを通って市川駅方面に向かうコースも人気があった。

 補修整備には約2週間かかるというが、渡し復活の見通しが立つのは、まだ先になりそうだ。

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2019年11月 4日 (月)

イングランドの銀メダル

 イングランドのラグビーチーム選手が、ワールド戦の表彰式で受けた銀メダルを首にかけなかったり、かけたものを外したりした行為が報じられた。お国ではEU脱退問題……、どうもいさぎよくないね。

 WRがかつてない大会成功は、日本の観客や選手による公平・公正な支援でもたらされた、と最大限の賛辞を呈した。

 新渡戸稲造の「武士道」が、久方ぶりに花開いた感じである。その神髄に日本人の「潔さ・いさぎよさ」があると見た。

 ちょっと待て。その反対の人がいるんだよな。日本を代表する安倍首相と小池都知事のふたり。

 一覧表にしなければならないほど、辞任せざるを得ない大臣を量産しておきながら、責任は口先だけの首相。

 オリンピック・マラソンの札幌開催を「同意できないが、IOCの決定を妨げることはしない。合意なき決定」と変な言い回しをする小池知事。

 いさぎよくないこと、イングランドに決してひけは取らないようです。

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2019年11月 3日 (日)

放射性廃棄物、日欧の差

 フィンランドで、高レベル放射性廃棄物を半永久的に地中に埋める最終処分場の建設が進められている。

 世界で最も費用がかかり、使用期間も最長のこの処分場は、フィンランド西岸のオルキルオト(Olkiluoto)島に建設される。

 フィンランドは2020年から、5500トンの廃棄物を地下420メートル超に埋める方針だ。

 現時点で完成しているのは、曲がりくねった全長5キロのトンネルと、作業員の移動や換気などに使われる3つの立て坑。最終的には、全長42キロになる計画だ。

 鉄の鋳造物で囲った使用済み核燃料棒を、分厚い銅の容器の中に封印した上で、トンネルに運び込む。この容器を、周囲の岩盤の揺れや、浸水を防ぐ働きをするベントナイト(bentonite)と呼ばれる粘土で覆う。最終的には、さらに多量のベントナイトや粘土の塊を使い、トンネルを埋める。

 以上、AFPの報道を参考にした。10万年先まで見越した対策だ。これに対して日本では、

 台風19号の大雨で福島県と栃木県で保管されていた除染廃棄物91袋が近くの川に流れ出ていたことがわかり、環境省流出が仮置き場から相次いだ原因を検証することにしています。

 このうち、少なくとも25袋が空の状態で見つかり廃棄物が袋の外に漏れだしたとみられますが、環境省によりますと、周辺の空気線量の値に影響は見られなかったということです。

 以上は、NHK全国ニュース字幕から要約。

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2019年11月 2日 (土)

敵性人形

青い眼をした お人形は
アメリカ生まれの セルロイド
アメリカ生まれの セルロイド

日本の港へ ついたとき
いっぱい涙を うかべてた

わたしは言葉が わからない
迷子になったら なんとしょう

やさしい日本の 嬢ちゃんよ
仲よく遊んで やっとくれ
仲よく遊んで やっとくれ

 野口雨情作詞・本居長世作曲の戦前の童謡である。昨日のことを忘れても、この歌詞だけはしっかり覚えている。尋常小学唱歌に採用されてないので、多分幼稚園か母親から教わったのだろう。

 この人形のエピソードが昨日11/1付の毎日・夕刊のコラム「憂楽帳」に載っていた。

 下北半島の付け根に位置する青森県野辺地町。町立野辺地小学校の正面玄関で、青い目をした女の子の人形が児童たちを出迎えている。

 米国で日系移民排斥の動きが強まり、日米関係が悪化し始めた1926年。米国の宣教師が民間レベルで友好を図ろうと、人形を日本の小学校などに贈る活動を始めた。今年4月、現在の野辺地小に贈られた1体が当時の教員宅で保管されていたことが判明。町内での公開などを経て9月に小学校に戻ってきた。

 日米戦争が始まった当時、青い目の人形は「敵性人形」として大半が廃棄された。しかし1人の教員が「人形に罪はない」とひそかに火中から拾い上げ、保管していた。人形は新元号にちなみ「レイワ」と名付けられ、野辺地小の5,6年生が授業でこの人形の歴史を学んだ。(以下略)

 最近、先の戦争突入を大部分の国民(軍人や官僚を含む)が熱狂的に支持していたかどうか、ということが取り上げられるようになった。

 小学生だった塾頭の周辺、狭い範囲だが両親・隣人・先生・友達、いずれも人形を憎悪・処刑するようなことがあれば、多分、前記の教員と同じような行動をとったに違いない。

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2019年11月 1日 (金)

金正恩、文在寅に弔文

 新聞ベタ記事によると、文在寅韓国大統領の母親がなくなり、北の金正恩委員長が弔文を送ったそうだ。

 多分、朝鮮労働党委員長の名義だろう。それを板門店で韓国の高官に手渡したという。それは、何時間もかけて釜山の葬儀場に送られた。すばやく弔意を伝えるなら弔電をと思うのだが。

 本塾は、このところ北は文大統領を相手にしていないという観測を記事にしている。それが違っていた、とは考えない。

 明治以前の日本人なら、儒教文化の神髄を示したまで、という解釈をするだろう。

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2019年10月31日 (木)

国際人材を有為に

 

 10月も今日が最後日、22日には国連高等弁務官事務所のトップなどを務めた緒方貞子さんが他界した。IAEA(国際原子力機関)天野之弥(ゆきや)事務局長がなくなったのは7月22日である。

 国際公務員は、安倍首相の指示を受けることなく、世界人類の平和を掲げて仕事をする。緒方さんは現場主義で、防弾チョッキをまとい紛争地の難民の声を聞くなど、その行動は尊敬だけではなく、日本人としての誇りでもあった。

 天野さんは、各国の原子力政策の違いからすべてに歓迎されるという結果は生まれないが、核拡散防止の査察など、当事国の信頼がなければ果たせない仕事がある。

 唯一の原爆被爆国出身者としての責任、これも信頼を得る上で大きな支えとなったはずである。そのほか、明石康国連事務総長、小和田恆国際司法裁判所判事なども活躍の実績が残っている。

 ところが、日本の国際公務員の少なさがこれを帳消しにしている。

 国連の拠出金の分担率はアメリカ、中国に次いで日本は8.5%の3位。国連機関で働く職員の数が日本は、1,071人で25位となっている。

 国連を目の上のこぶにしているトランプ大統領は、すでに問題視し始めた。日本もこれに同調し、国連軽視を加速させるのではないかと心配している。

 日本の国際的地位が、国連やノーベル賞に支えられていることを忘れてはならない。

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