2018年8月17日 (金)

ウソ社会

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 中央も地方も官が率先。

もちろん、安倍首相の指示ではありません。

もちろん、忖度ではありません。

ここまで壊れた社会。1面トップに並べて伝える新聞だけが頼りです。

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2018年8月16日 (木)

反戦塾乗18/08/16

終戦記念日が静かに終わった。「静かに」ということは、戦没者慰霊式典で天皇や首相の式辞にハプニングとなるような変化があれば本塾も取り上げるところだが、それもない。ただ、いつも天皇に寄り添うだけで、肉声を聞く機会の少ない皇后の「お言葉」を、これが最後とすればお聞きしたいような気がした。

全国民の耳目を集めたのは、山口県周防大島町で行方不明になっていた藤本理稀(よしき)ちゃん(2)が無事発見されたことだ。あわせて続報された発見者・大分県出身の尾畠春夫さん(78)がクローズアップされている。

大勢の警察隊。消防隊、地元の関係者、警察犬・ドーロンまで動員し、3日間も探したが見つからない。母親ではないが「見つかったときは死体」という悪い予感すらした。

尾畠さんは鮮魚店の主人だったが65歳の時廃業、「多くの人にお世話になってここまでやってこれた。これからの人生は恩返しのためにつくしたい」として徒歩で全国行脚をしたり、東日本大震災や西日本大水害でもポランティアで救援に参加したそうだ。

これまでの経験から、動植物の習性や地形の観察による勘に鋭く、幼児の探索をしたこともある。幼児は知らない道をより高い方に行きがちという勘も働いた。発見できた理稀ちゃんは、しっかりタオルにくるんで直接祖父に手渡した。

毎日のように書き綴っている日本の政治・社会に明るさがなく、公徳心や情が軽視される中で、一条の光の差し込むのを見た思いだ。

こういった人こそ「国民栄誉賞」ものだと思う。反対給付を一切受け付けないこの人は多分受けないだろう。だとしても、マスコミからそういった声がでてこないことはなぜだろう。

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2018年8月15日 (水)

信頼総崩れ

金貸しは寛一お宮の時代から信用されなかった。しかし大蔵省(財務省)の監督を受ける市銀は、高卒の信頼できる就職先として第一にランクされていた。その一つであるスルガ銀行の行員が客の預金を1億6500万円も不正解約、他の取引先に流用していたことがわかった。

また、名だたる一流メーカーの商品検査が不正を隠したまま市場に流れていたことが相次いで判明し、名の通った大学でスポーツのルール違反を奨励したり、入試の点数を自在に加減していたことも明るみに出た。

お目付け役として存在する役所は、いずれも「鬼の〇〇」と言われるような硬い省庁が担当している。財務省は公文書改ざんで目も当てられない存在になった。文科省や通産省も潔白を疑われている有様だ。

こうなった責任はいったい誰が背負うのだろう。もちろん、安倍首相は指示をしていない!。

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2018年8月14日 (火)

慰安婦記念日

 日本では15日が「終戦記念日」、韓国では「解放記念日」であるがその前日の14日は、従軍慰安婦問題を国内外に広く知らせ、被害者を記憶するため多様な行事と広報を行う日と法で定めた。今年がその第1回となる。

 なぜ、14日かというと、金学順さんが最初に名乗り出た日が1991年8月14日だったからだとする。その証言は、最初妓生(キーセン)になるため身売りされ、日本軍慰安婦となったのはそのあとで、強制連行を証拠立てるものもなく、あいまいもことした証言だ。

 強制連行した事実があれば、当時の日本国内法でも違法行為でありもっと早い時期1950年代にでも告訴すべきだったと思う。現に、オランダ人を拉致したインドネシアでは責任者が戦犯で処刑されている。

 これを記念日として毎年行事を行い宣伝するというのは、銅像設置同様日韓関係を阻害する要因なり、韓国にとっても長い目で見てマイナスになるのではないか。

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2018年8月13日 (月)

森友と人情裁判

 司法試験を目ざすある若者が、映画「男はつらいよ」の1場面にある主演の寅さんの台詞遠山の金さんについて、「遠山さんといいますとどこの?」と質問された。雑誌『世界』に載っていた原田國男慶応大教授の話である。

 教授は「裁判官の一番欠けたところは、世情と人情に疎いことだろう。しかし、これが一番大事なことかもしれない」と書きだす。そして、遠山の金さんを知らない裁判官がいるとは思わないが……そもそも寅さんに関心をもたない裁判官も多いであろうと続ける。

 森友学園問題で財務省幹部が公文書改ざんを指揮したことがはっきりしている。地検はこれを不起訴にしたが、検察審査会でひっくり返し送検しても無罪判決をする可能性が高いという。

 裁判が後送りされればされるほど、新聞はおろかテレビドラマすら見ない若者がふえ、寅さんも遠山の金さんも大岡越前も知らない裁判官の判断で裁かれるようになる――老爺心でなければいいが、歴史も人情も世論も無視し放題そんな将来をおそれている。

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2018年8月11日 (土)

「差別」

本塾は「差別」を戦争の起因のひとつにあげているのでいうまでもなく「差別反対」である。しかし、最近はいろいろな差別が取り上げられるので整理しかねているのが本音である。

今日の新聞に出ていたのは、名古屋の河村市長と小池東京都知事にまつわる話である。名古屋は、名古屋城に身障者などが車椅子で天守閣などへ行けるようエレベーターを設置するかどうかの問題。

河村市長は歴史的建造物の現状変更がその価値を減ずるということで絶対反対。一方促進派は障害者への差別があってはいけないとする。河村市長はリフト、スロープなどの妥協案も排するという考えだ。

都知事の場合は、9月1日の震災記念日に朝鮮人虐殺犠牲者の慰霊に関し、一昨年まで恒例となっていたメッセージを発していたのに去年からそれを廃止したというもので、主催者側は復活の署名運動をしているという。

都側は、震災の犠牲者には一括したメッセージを発しているので、特定の個々のケースとしては取り上げない、という。本音はそうではないだろう。朝鮮人差別から起きた事件をそういつまでも蒸し返すのは反対というのに違いない。

以上の2件、性格は違うが、両知事の考えも理解できないわけではない。差別はすべて「悪」とする風潮は考え物だ。最近は医大の入試採点操作や同姓結婚など、性に関する差別問題があふれている。

この問題もわからない事が多いが、日本国憲法に反するような差別は許されない。だが、性の区別そのものを否定するようなことをすべて「差別」とするのは、明らかに行き過ぎだろう。

欧米のレディーファースト、イスラムの風習いずれも差別になる。これは文化であって差別ではない。どこかに折り合いをつけるべきで、文化や価値観を無視して「差別」にのみに焦点を合わせることの愚を知るべきだ。

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2018年8月10日 (金)

死に体の民主主義

翁長沖縄県知事の逝去は、保革を問わず追悼の意が多く寄せられている。その中で安倍首相の弔意表明、「なんて白々しい」というのが期せずして上がったテレビ桟敷の声である。

沖縄が依然として米軍占領下と同じ地位におかれたまま、という沖縄県民の心情を理解しようとしない首相をみんなが知っているからである。

広島に続いて長崎でも原爆の記念日に、核兵器禁止条約への調印を拒否し続ける政府に抗議して市長の厳しい声明が発せられた。同趣旨の意見は全国約300の自治体議会でも決議されている。

それに対して、「核保有国との間を橋渡しする」という首相の発言。これもまた出来もしないのに白々しい。長崎を訪れたグテレス国連事務総長に対して、失礼だとは思わないのか。

こんな首相を支え続ける自民、国民のいらいらをくみ取れない野党第一党の立憲。日本の民主主義死に体はいつ脱却できるのだろうか。

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2018年8月 9日 (木)

泥田の霜柱

今日の東京の表通りは勿論上野の広小路浅草の駒形通りを始めとして到処西洋まがいの建築物とペンキ塗りの看板痩せ衰えた並樹さては処嫌わず無遠慮に突立っている電信柱とまた目まぐるしい電線の編目のために、いうまでもなく静寂の美を保っていた江戸市街の整頓を失い、しかもなおいまだ音律的なる活動の美を有する西洋市街の列に加わる事も出来ない。(『荷風随筆集(上)』岩波文庫、日和下駄より)

 小池都政で、日本橋の上にかかった首都高を付け替えたり、電線の地中化を進める計画だという。それより、都心全体が無秩序な高層化で、泥田の霜柱のようになってしまったことが問題だ。

こんな景観にどんな予算をつぎ込んでも元へ戻すことは不可能である。もはや「廃都」にするしかない。

 都心には、8階建てという高度制限があった。浅草の十二階が、関東大震災で八階以上が崩れたとか、皇居を見下ろすような高さはだめ、というのは俗説かも知れない。しかし、最低限の景観はこれで保たれた。

 この制限をはずしたのは、経済活性化という政治的理由からである。そして、東京一極集中と地価の高騰という副産物も生んでいる。

 『日和下駄』は大正三年(1914)から約1年あまりの間に書かれた。

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2018年8月 8日 (水)

北朝鮮とイランの違い

アメリカのトランプ政権はイラン核合意から離脱したことにともない、日本時間の7日、イランの自動車産業などに対する経済制裁を発動させます。イランへの圧力を強化していく方針ですが、イランは強く反発しており、緊張が高まることが予想されます。

以上はNHKからの引用であるが、核開発と経済制裁、アメリカのトランプ政権は、北朝鮮とイランで同時期に核問題で似たような外交課題を背負っている。

一貫性のないトランプ政権の先行きは全く見通せないが、似ているようで双方の違いは大きく、解決しないまま、ますます混迷を深めていくのではなかろうか。

以下、その違いを列挙してみよう。

①北は水爆に至るまでの開発を半ば公然と行い、大陸間弾道弾ICBMを開発して実験に供し、目標をアメリカ本土と喧伝した。イランはウラン濃縮、プルトニウム保持はしても運搬手段や攻撃目標まで言っていない。潜在的対抗国はかくれた核保有国・イスラエルということになろう。

②米・北間は停戦したままで、南北分断のままで法的には戦争が終わっていない。米・イランは、過去直接戦争をしていない。

北を含む6カ国(日米ロ中韓北)協議は、6回目以降北の実験再開で北が脱退、停止。イランの6カ国協議(米ロ英仏独イ)は、合意の協定ができたが米のみが最近脱退。

④北への制裁は安保理決議に基づく。イは上記協定で制裁を免れていたが、米脱退で制裁か復活。アメリカは加わらない他国の交易にも圧力をかけて妨害を強化。

朝鮮は南北分断・民族統一といった和平プロセスが描かれるが、イランはイスラムのサウジなどと宗派対立の和解機運が全くない。

⑥北朝鮮では、制裁・圧力先行・拉致解決優先で日本が孤立気味だが、イランでは、協定破綻で核戦力強化につながりかねないとして、米の脱退が批判されており孤立。

⑥金正恩・トランプ会談は実現しているが、米・イの接触は条件を探っている段階。

いずれも、最大の核保有国が力ずくで小国の核を取り上げようとするところに無理をきたしている。

【追記】

沖縄県の翁長雄志知事が8日、なくなつた。67歳だった。心から追悼の意を捧げるとともに、歴代知事の遺志を継ぐ立派な後継知事を県民に選んでもらいたい。

 

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2018年8月 7日 (火)

戦争を開く「鍵」

1月前の7月7日、「天皇命令を断った大将」と題して昭和12年1月の衆院議会で起きた「腹切り問答」がその発端であったことを書いた。

時の首相は広田弘毅である。広田は東京裁判でA級戦犯となり、軍人以外で唯一絞首刑に処せられた。彼は外交官出身で、こじれた対外折衝を平和指向でさばき、その面での高い評価は、裁判の過程でもよく指摘されていた。

このブログで東京裁判を正しいものと位置づけている点に関し、広田判決の不当性をあげ「一方的でずさんな裁判だった」という評価が正しい、とする書き込みをいただいたこともある。

今、個々の裁判官の心証が判決にどう影響したかを判断する材料はない。広田の出自が福岡で、戦前の政界に有形無形の影響をもたらした最大の右翼組織「玄洋社」の影響を幼少時代から受けていたとする見方や、軍部大臣現役武官制を復活させ、軍部への妥協がその後の結果を招いたとする解釈など様々だ。

82年前の今日昭和11年8月7日、広田首相は外務・大蔵・陸・海軍の5相会議を開き、「国策の基準」を採択した。それにより軍事の重点を、南北併進(東南アジアとロシア)へ向けることになった。

これは、翌年7月7日の廬溝橋で始まる日支事変、4年後の大戦突入への路線がこのときに引かれたという解釈もできる。

昨今の政治の動きから見て、終戦記念日や原爆投下記念日だけではなく、昭和11年・12年にあったことを、今だからこそ精査して再発防止につなげるようにしなければならない。

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