2018年7月23日 (月)

国旗の由来

暑い暑いの毎日だ。予報では最高気温35度なっているが、ネットで調べると現在当地は34度、体感温度39度、風速4m、湿度35%となっている。大雨被害地をはじめ、もっと過酷な気象条件の所があるので愚痴はいえない。

サウジ滞在の長い友人に聞くと、砂漠に住む遊牧民族は、焼け付くような暑さで時には人を死に至らしむ太陽を憎み、月と星を愛するという。オアシスの水と緑、石油は上からの贈り物と信じているという。

イスラム圏では、国際赤十字はキリスト教のシンボル十字架のようでそのまま使えない。そこで愛する三日月をシンボルとした「新月社」として活動しているのかと思った。国旗も三日月と星を配したデザインが圧倒している。

ところがやや違うようだ。イスラム教では伝統的に独特の太陰暦を使う。新月を観測し、次の新月が観測されるまでが1ヶ月となる。したがってラダマーン(断食月)もその基準で決められる。新月は「聖なるシンボル」なのだ。

とはいっても「偶像崇拝」は禁じられている。国旗が日本の日の丸崇拝のような極端な国家主義にはならない。ISのように、アラブ語で書かれたコーランの部分を黒字で書いて旗印にするしかないのかも知れない。

ついでにいうと、国旗はヨーロッパに多い十字架由来の旗、フランスのような、国是を色で表現した3色旗、民族や州など多様性をまとめるような星条旗的パターンの旗でほとんどが占められる。

その中で特異なのがIS旗と韓国の太極旗であろう。太極旗中央の丸は陰陽を示す中国古来の道教などにある。周辺の棒のような当たるも八卦当たらぬも八卦の易教からくる符号である。どっちにしても中国太古の思想に由来するもの。日韓併合前の李氏朝鮮時代に使われたもので、韓国民もできれば変えたいと思っているのではないか。

 

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2018年7月21日 (土)

安倍外交に改善の目

(前略)日本の国際政治、外交に対する腰のふらつき方というのは、世界から見て、日本の国民が戦後とってきた平和主義に今一つ自信がないと受け取られている。海外へ市場開拓ではなく、日本がどのように目標を国際協調の中で持つかを決める必要があるが、それが定まらない。グローバル時代になり、国連は新しい時代に立っている。地球文明は世界の問題を解決する主体と決意を国連に求めている。地球規模の課題に取り組む合意作りをする場が国連のポジションであるが、この国連に対して日本がどうリーダーシップを取り、アイディアを出していくのかが問われているのである。

 これは25年も前、1993年6月に刊行された国連事務総長室法務担当官・川村亨夫氏著『国連発ニッポン改造論』47ページに書かれている内容である。宮沢首相の不信任案が可決され議会が解散されたばかりの頃で、総選挙の結果長く続いた自民党政権が野党連合に破れ、細川内閣が誕生する寸前に当たる。

 しかし、ニッポン改造は一向に進まず、政権は再び自民に奪還されて「アメリカのポチ」のまま、日本改造にはほど遠い姿で推移した

 安倍外交は、トランプにすり寄ったものの思ったような優遇を得られるわけでもなく、どうかすると屈辱的な「おいてけぼり」にもされかねないのが現状だ。

 このところ、安倍外交はさすがにトランプ流攪乱外交を警戒し始めたのか、アメリカとNATOの軋轢に仲介の労をとるなど独自の立場を活かすようになった。

 反安倍ブログ・反戦塾ではあるが、平和に貢献することはいいことだ。率直に評価しておきたい。同時に立憲民主党などの支持率が低迷から抜け出せないのは、モリ・カケなどを攻めかねているだけでなく、外交面などにも新展開を期待させるようなドラスチックな公約で与党と争うという姿勢に欠けているからである。

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2018年7月20日 (金)

常識を覆す外電3題

サッカーワールドカップは終わったが、出場国の名を聞いて「エッ、名は聞いたことがあるがどこだったっけ」という国も少なくなかった。今日の新聞の外信面では、モンテネグロ、南アフリカ、アフガニスタンの3つが主役になっている。

モンテネグロは、旧ユーゴスラビアから分かれた国。これら3国はいずれも塾頭若いときから関心のある国々だ。アフガンは、かつて英・ロが植民地化で争い、ソ連の進出に対しては、アメリカがイスラム原理主義のタリバンを支援して追い出しに成功した。

その後、9・11事件の犯人をかくまい、アメリカの逮捕要請を断ったとしてアメリカを主とする国連軍との戦争になった。米国はいまだに優勢を保つタリバンに負けたとは言えず、ずるずると続けている。

南アは、白人支配が続いたが、獄中にあったマンデラが釈放後始めての黒人大統領となり、アフリカでは模範的な先進国入りを果たした。核保有国にまでなったが、現在は自発的に放棄をしている。

さて、今日のニュース(毎日新聞)から。

【モンテネグロ】第三次大戦になる
トランプ米大統領は17日放送の米FOXニュースのインタビューで、北大西洋条約機構(NATO)加盟国のモンテネグロに対して集団防衛義務を果たせば「第三次世界大戦になる」と、その必要性を疑問視するような発言をした。トランプ氏は同盟軽視とされる姿勢が目立っており、今回の発言もNATOと対立するロシアを利すると懸念する声が上がっている。

(中略)モンテネグロは旧ソ連の勢力圏にあったが昨年6月にNATOに加盟し、ロシアは反発していた。米共和党の重鎮、マケイン上院議員はツイッターで「モンテネグロを攻撃し、NATOの(集団防衛)義務を疑問視することで、(ロシア大統領の)プーチン氏の術中にはまっている」と批判した。

【南ア】黒人同士 広がる格差
 (前略)若年の失業率は30%台後半で高止まりしたまま。就職を左右するのは与党「アフリカ民族会議(ANC)」の幹部や党員とのコネの有無――。

(中略)過去の不平等を解消するための是正措置で黒人エリート層が優遇される一方、黒人同士の貧富の差も広がった。(後略)

【アフガン】米、タリバンと交渉画策
(前略)トランプ米政権が、武装闘争を続ける旧支配威勢力タリバンとの直接交渉など、大胆な政策変更に踏み切る可能性が取りざたされている。米国は昨年8月、タリバン掃討のため数千人の兵員増派を柱とする新戦略を発表し、今年2月からは空爆を強化。だが一向に状況は改善せず、トランプ大統領が強い不満を持っていることが背景にある。

以上、ことごとくこれまでの常識が覆されるようなニュースだ。

 

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2018年7月19日 (木)

酷熱3題

【三塁側】

高校野球、甲子園に向けて予選が熱を帯びる。17日で1回戦が終了した高校野球徳島大会では、15試合すべてで一塁側ベンチに入ったチームが勝利を手にした。三塁側ベンチには西日が直接差し込み、ベンチ内が暑くなるのが原因かとする見方がある。

現に同時点で気温測定すると三塁側の方が何度か高いようだ。最近の猛暑ならそこで控えているだけで体力を消耗する。県高野連の言うように「偶然」だとしても、今年は特別なような気がする。

【滑走路の穴】

羽田空港の滑走路に小さな穴があいているのが見つかり、何便か欠航するという騒ぎがあった。調べたら滑走路下にあった水が熱で膨張して滑走路を破りそこが陥没したものらしい。

犯人はやはり「水」と「熱」でした。

【熱中症による死】

古来、「凍死」という言葉はあるが、日々伝えられる熱中症による死亡にはそれに当たる言葉がない。アフリカ熱帯出身のサンコンさんは、「熱中症」にあたる現地の表現さえ聞いたことがないという。

この際、その恐ろしさを知るためにも新語を考えておいた方がいいようだ。

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2018年7月18日 (水)

トップを楽しむ・苦しむ

ヘルシンキで16日、トランプとプーチンの会談が行われた。トランプは例により遅刻してプーチンを待たせたり、その後の記者会見で言った言葉を帰国後取り消したり、およそ国のトップとは思えない好き勝手で通している。

にもかかわらず、それなりの国民の支持があることをいいことに、トップの地位を楽しんでいるように見える。そういえば、北朝鮮・金正恩の言動も、父(正日)に似ずトップを満喫している姿だ。安倍首相も多分に“その気(ケ)”があったがこのところお疲れ気味といってよさそう。

つぶやき古道(コミチ)に、昭和50年の昨日が「ひめゆりの塔事件」の起きた日だという記事があった。沖縄訪問中の皇太子(現・天皇)夫妻が沖縄で同施設を参拝中、火炎瓶を投げられたという事件だ。

昭和天皇も、沖縄県民の戦中の苦難に深い思いを寄せ、気に病んでいた。その思いを受け継いだ今上天皇は、沖縄慰霊行事を恒例化している。

憲法上天皇をトップと言いかねるが、国民統合の象徴という意味ではトップだ。しかしこのトップの役割、慰霊・慰問は首相の海外漫遊とは違う。国民と苦しみを共有することにある。

来年はご退位――苦しむお仕事、お疲れさまでした。

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2018年7月17日 (火)

過去の消夏法

 西日本大水害の復旧が炎天下で進められ、応援のボランティアまで熱中症にかかるという惨状を呈しています。小学校はがれきの山、休校したまま終了式なしで20日から夏休みに入るそうです。心からお見舞い申し上げます。

過去の消夏法では役に立ちそうにもありませんが振り返ってみました。これで熱中症というのはあまり聞いたことがありませんでした。

昭和10年代=縁台とうちわ。お医者さんには扇風機あり。デパートは天井に大型扇風機

昭和20年代=氷水、アイスキャンディー、行水

昭和30年代=冷蔵庫のふたをあけ、冷風を受ける。家庭用に扇風機

昭和40年代=ウインドークーラー(室内機・室外機一体型)出現。これなら室外機浸水で故障することなし。

平成=ヒートポンプ式家庭用エアコン普及、室外機の多くは地面へ。

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2018年7月16日 (月)

台湾の蘭嶼島と日本

 

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  写真上と下のカラー印刷部分は、今日付け毎日新聞の付録で、台湾の観光案内を特集したもの。下のモノクロ部分は、「96・9日曜クラブ付録」と塾頭のメモ書きがある同紙切り抜きである。

 いずれも、ゴマ粒程度の台湾の小島蘭嶼(らんゆ)島を扱っており、カラーの地図では右下の茶色の矢印形に見える所だ

 なぜこれを題材にしたかというと、ここに住む少数民族の名(タオ族)は、「われわれ」のことを「タオ」と言い表し、そこからきたという説がある。日本の「倭(わ)」の呼称も、吾、我、私の「わ」聞いた中国人などがつけたのではないかという推測を、拙著に書いていた。そんなわけで、なんとなく他人のような気がしないのだ。

 下の記事「押し付けにノー」は、日本支配時に「ヤミ族」と改称を強いられていたのを「タオ族」に復活させたいということと、漢民族からは、核廃棄物貯蔵施設設置場所を押し付けられたことで、民族意識が高まり、青森県六ヶ所村との交流もあるという内容だ。

 しかし、観光案内の方は台湾観光局の企画のようで、そんなことは書いてない。「先住民族であるタオ族が、農業と漁業を中心に暮らす豊かな島です。海岸から望む夕日の美しさ、道を渡るヤギの素朴な景観……」。

 海外もいいが、何も知らずに遊びほうけるだけにならないよう、願いたいものだ

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2018年7月15日 (日)

元号、政治利用は中止を

西日本大水害など内外多端の折柄、内閣府がすすめる「明治150年」キャンペーンは影が薄くなった。維新を表現する4文字熟語「文明開化」「富国強兵」「有司専制」「廃仏毀釈」「薩長土肥」などが安倍首相の心底にあるとすると、ぞ~っとしないでもない。

ただし、幕府側にあって維新に貢献した人は安倍氏が考える劇中の志士などよりはるかに多い。そういった正確な現代史を普及するための企画であれば反対する理由ばないが、「戦後レジームの脱却」を言うような人にそれができるはずはない。

災害の年にそれをやれば、歴史の上でも批判の的になる。元号を政治に利用するのは、この際やめた方がいい。

 

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2018年7月13日 (金)

嫌われものトランプ

世界で決めたルールを無視するのは、自由貿易に反する高関税ばかりでない。地球温暖化ガス排出、イランの核廃絶合意、移民難民問題、イスラエルの首都問題などいくらでもある。

自由貿易ではアジアの日中をはじめASEAN、インド、オーストラリア、ニュージーランドまでを含む16カ国で年内合意を目指す経済圏Rセップについては、7月2日に「トランプに意見を言えるのは?」で取り上げた。TPPと共にトランプ大統領包囲網を形成することになる。

昨日まで開かれていたNATO首脳会議で、トランプ大統領は加盟各国に軍事費支出GDP2%目標を倍増させるように求めた。さらにドイツ・ロシア間のガスパイプライン計画をやり玉に挙げて「ドイツはロシアに完全に支配されている」と非難、アメリカのLPG輸出の増大をうながした。

このようなことは、意見の一致を重視するNATOにとってかつてないことである。トランプ氏のいう「劇薬」が米欧関係を揺るがしかねない。現に特別の関係を誇示してきた英国内でも反トランプ・デモが吹き荒れている有様だ。

一方、トランプはNATO離脱をほのめかしたことがあり、プーチンには肯定的な評価をしたこともある。つまり、ロシアの脅威を巧みに利用しながら武器を売りつけるのが目的のようだ。

日本は防衛費支出が1%弱で推移していたが、米国製戦闘機などの購入を直接求めており、今後の圧力増大を防衛省幹部は警戒している。北朝鮮や中国の脅威を商売の種にしながら一方で金正恩とにこやかに握手する。

この手で一番振り回しやすいのは、自称お友達の安倍首相にほかならない。国内支持がありながら、自身が隣国から嫌われていることに気がつかない点では、両人とも甲乙つけがたいといっておこう。

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2018年7月11日 (水)

わかっていた災害

前回、前々回に続き、政府の「無為無策」ぶりが毎日新聞(7/11東京・朝)により表面化したので引用する。記事は今回、最も頻繁に報道されている場所である。

国交省岡山河川事務所によると、高梁川と小田川の合流付近では、1972年や76年にも大規模な浸水があった。国は合流点を約5キロ下流に移し、川の流れをスムーズにする付け替え工事を計画。来年度から着工する予定だった。同河川事務所の担当者は「工事が間に合っていれば、被害を少なくすることができたかもしれない」と話す。

わかっていたのに30年も放置していたということだ。ほかの場所もおそらく似たり寄ったりだろう。すでに、死者や安否不明者は200人を越えている。カジノ法案や参院定員増加に予算付けをしたり、よその国に援助をばらまいている場合じゃないでしょう。(`ヘ´)

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