2017年11月18日 (土)

鉄拳制裁

総選挙後の臨時国会に世間は関心薄。それに引き替え力士のけんかが大ニュースだ。当事者は、横綱日馬富士と貴乃花部屋の東前頭8枚目の貴ノ岩だが、けんか当日の現場目撃証言や被害届の遅滞や診断書をめぐる疑問の続出に、マスコミの関心もモリ・カケ疑惑を押しのける勢い。

謎の張本人は、どうやら貴乃花親方。塾頭はそんな気がしてきた。部屋を持った当時、稽古場で竹刀を手にした親方の鋭い目つきをテレビの映像で見た。その前から兄弟の不仲が噂され、いい印象を持たなかったが、体罰本位の彼を見てすっかり嫌いになった。

その前に「戸塚ヨットスクール事件」というのがあって社会問題になったが、塾頭の体験は、中学生当時の戦中・戦後までさかのぼる。

同じ方向から通学する上級生が、下級生を集め、鉄拳制裁をする。整列させて、「1年生何某。一歩前」「前傾姿勢で歯を食いしばれ」「貴様はどこどこで敬礼をしなかった」。「バン、バン」。

話に聞く軍隊のしきたりとそっくりだ。先生の中にも鉄拳制裁常習者がいて恐れられた。戦後には自然消滅するはずだったが、新手が現れた。予科練などからの軍隊復学組である。

彼らは、すでに練習する飛行機もなかったはずだが、生きて復学することなど夢にも思わなかった。死を背負って帰ってきたのだ。そして彼らが鉄拳制裁の表にたつようになった。

搭乗訓練はできなかったが、こういったことならプロ仕込みだ。「にらまれない」よう、下級生は逃げて回った。そして、彼らを「ヨガラ」と呼んだ。「予科練ガエリ」と「ガラの悪い」の両方の意味が込められていたのだろう。

貴乃花親方は、自らの権限?を他人(日馬富士)に行使されて怒っているのだ

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2017年11月17日 (金)

今シーズン最低

Dscf3188 今シーズン最低気温、今朝の東京は5.5度。

桜の名所は多いものの、紅葉の名所が数少ないこのあたりです。昭和初頭の頃まではよく聞きましたが、やはり大気汚染が関係しているのかな?

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2017年11月16日 (木)

「日米同盟」というお化け

14日付で「押しつけ憲法&押しつけ兵器」という記事を書いた。GHQの押しつけだから自前の憲法に変えるという執念を持つ安倍首相が、「北朝鮮が脅威ならアメリカかの兵器をもっと買え」とトランプ大統領に押しつけられたことには、まんざらでもない顔、と皮肉った。

15日の毎日夕刊に「熱血!与良政談」という与良正男専門編集委員のコラムがある。この中で「防衛装備品」の購入は、「実際には武器、兵器なのに装備品と言い換えるのはごまかし」という意見を紹介している。

トランプが英語でなんと言ったか知らないが、塾頭はそんなことを意識せずに最初から「兵器」と書いた。もう一つの言い換えの例として「日米同盟」を紹介している。かつて、同盟といえば、通常、日独伊三国同盟のように軍事同盟を指していた。

だから、安保反対闘争で攻撃する方が「日米同盟」といったのに対し、政府側は「同盟」ではなく経済条項も含む平和条約だと抗弁したものだ。それがいつの間にか政府側が好んで日米同盟というようになり、逆転してしまった。つまり軍事同盟的性格を強調し始めたということだ。

そのあたりを、同じコラムで与良氏はくわしく解説している。以下引用させていただく。

今、当たり前のように使われている言葉に「日米同盟」がある。

だが、これが始めて公式文書で用いられたのは1981年、当時の鈴木善幸首相とレーガン米大統領との会談後、発表された共同声明だった。野党は「軍事同盟の意味ではないか」「集団的自衛権の行使につながる」等々と反発して国会は紛糾した。

やっと「同盟」の言葉を使うチャンスが来たと周到に準備していた外務省は軍事面も含まれると認めたが、鈴木首相はこれを否定したことから、余計話はこじれた。

「何て無意味な論戦をしていたものか」と思う人も多いだろうが、こうした論議の歴史を重ねて今の「日米同盟」という言葉があることは知っておく必要がある。

いつしか「装備品」が堂々と「武器」に変わる。(安倍首相が口を滑らした・塾頭注)「わが軍」になる。それを誰も疑問に感じない。そんな時が来るかも知れない。忘れてはいけないのはそこだ。

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2017年11月15日 (水)

小池劇場は悲劇の幕引

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあると信じた前原誠二前・民進党代表だが、小池都知事の「排除します」発言で仲間の多くを失い、希望の党の谷底でようやく一議員として拾われた。

 

 

都知事選で小池側につき、自民を捨てた若狭勝前議員は、国政への展開を目論んだ希望の星だと思ったら、今度の選挙で知事からリセットされ、希望の党・立候補は想定外の下位落選の憂き目。

 

希望の党は衆院の半数を超える候補者を立てたが、希望から排除された立憲民主党を下回る大敗北で終わった。小池代表は、いま頃になって「国政から身を引き都政に専念する」と宣言、小池の人気を当てにしていた同党議員も分裂の危機にある。

 

小池国政進出の野望は潰え去り、死屍累々の光景が広がっている。都会議員からはすでに複数の離党者を出し、直近の葛飾区議戦では5人中4人が落選した。もはや、小池劇場が再開することはないだろう。

 

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2017年11月14日 (火)

押しつけ憲法&押しつけ兵器

安倍流の改憲意欲は、現憲法がGHQから押しつけられたものという一点からきている。敗戦後憲法改正が急がれていた。GHQは起案を近衛文麿に一任する。しかしその後、近衛が戦犯指名され自殺したこともあって、あとを特務大臣の松本烝治が受けた。

その試案を、終戦の年明け早々毎日新聞がスクープした。天皇の大権が明治憲法そのもののような案だったため、占領政策に支障をきたし、国民も到底受け入れないだろう見たGHQが案を示してきたことは事実だ。

それを日本の法制に合うよう、法制局長官が手を入れて翻訳調から補正した。さらに日本の政治家・学者・民間有志の意見を採用し国会に提出されたものだ。当時、NHKラジオが塾頭の住む田舎の町までやってきて、天皇制の是非など街頭録音を収録していたことを思い出す。

占領下とはいえ、東京裁判を含めアメリカ流民主主義による手続きで行われたことを安倍さんたちは知らない。戦争指導者階層をのぞく一般国民は、戦時下の圧政よりどんなにいいかを体感していた。

その安倍さんが、北朝鮮の脅威を盛んにトランプ大統領に吹聴したため、それなら「アメリカ製兵器を買え」と押しつけられたことには抗議ができなかった。本来、武器は可能な限り輸入に頼ってはいけない。

新鋭兵器なら共同開発である。武器輸入は輸出国の都合でいつでもストップできるし、不具合な点が発見されても改良型供給をしないという意地悪もできる。つまり、国防の選択肢まで握られてしまうかも知れないのだ。

憲法と兵器のダブルスタンダード。安倍さんなら平気らしい。

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2017年11月13日 (月)

怖い弁護士

タクシーの運転席を何回も蹴って破損、暴言、料金を払わずに乗り逃げ。テレビで何回も放映された監視カメラの映像から、札幌市在住の弁護士の仕業とわかった。

こんな怖い事件は、弁護士でなく暴力団に相談しよう。近くに弁護士事務所があれば、住民は立ち退きを要求をしよう。

有名大学卒で司法試験に合格し、役人から代議士になった泣きべそ落選女性議員が後部座席にいる場合も、運転手は気をつけよう。

【追補】

 金正恩くんとはそのうち仲良くなれるかも知れない。そう努力しょう――
                         トランプつぶやき

そーら、言わんこっちゃない。――安倍総理大臣どの

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2017年11月12日 (日)

11月のひかり

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2017年11月11日 (土)

今日は何の日

11月11日。中国では独身者の日で、独身者への街中割引セールに沸いているそうだ。1111。2や3でなく1並びで単身者の日というわけか。テレビ取材に姑娘、「シアワセ」――。

日本は何の日?(高齢者)介護の日だとさ。まさか1並びは「単身者世帯」介護の意ではないだろうな。安売りもなく、この先年金目減りの厚生行政。

高齢者独言、「不幸」。

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2017年11月10日 (金)

トランプ、習の手玉に

中国・習近平総書記がトランプ米大統領を皇帝扱いで歓待したというのは、シンゾーのそれとは違う。共産党大会で自らの思想をかかげ、不動の地位を固めた習と、支持率30%台で、未だに国務省のアジア担当官や韓国大使を任命できていないでいるトランプとの差だ。

日本のマスコミでは、北朝鮮に対する「圧力強化では合意したが危機管理については話し合わなかった」とか「貿易不均衡など目先の合意はあったが、長期的な関係構築に進展はなかった」などと評価されている。

習の驚くほどの過剰サービスは、両者の差に対する余裕のゼスチャーだ。問題解決にあたって、細部に渡る周到な計画や準備が必要で、数十年先のことまで見越さなければならないようなことを、うかうかトランプと約束できない。

たとえば、北朝鮮では国境を接する中国にとって、危機管理は差し迫った脅威だ。しかしその具体策となると、北の治安維持をどう確保するか、暴走阻止にどんな手があるか。金正恩体制保持だけでいいのか、といった問題がある。

核戦力をどう処理するのか、南北のバランスをどう取るのか、さらに韓国からの米軍撤退、将来の南北統一への展望に至るまで、米中合意が見通せる段階にはない。もちろん韓国の頭越しでは、韓国が承知しないだろう。

そんな難問を地位不安定のトランプと話しても無駄だ、というのが習の腹にあるのではないか。国内、そして国際世論の支持に自信を持つ習近平総書記の手玉に乗っている、これがトランプ大統領アジア歴訪の成果ということになりそうだ。

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2017年11月 9日 (木)

芥川龍之介&スマホ

芥川龍之介といえば、我々にとっても伝説中の大文豪だが、彼は12歳の頃から図書館で馬琴・三馬・一九などの江戸文学、紅葉や鏡花や蘆花などの明治文学にふれ、18歳のときには、一葉、露伴、緑雨、樗牛、桂月などに接したという。

また、同じ頃、独歩、漱石、鴎外などを愛読し、外国文学では英訳本でイプセン、フランス、メリメ、ドーデ、ツルゲネーフなども読んだ。ほかにゴーチェ、バルザック、ゴンクール兄弟、フローベル、モーパッサン、スタンダール、ベルレース、ボージレール、ハウプトマン、ストリンドベリ。

ロシア文学ではトルストイ、ドストエフスキー、英米作家にはショー、ワイルド、ポー。また思想家としてはショーペンハウアー、ニーチェ、オイケンなど。以上の書名は『人物日本の歴史』読売新聞社があげているものだ。

小さいときから漢文が得意とされており、四書五経の類だけでなく、和漢の小説にも親しんでいた。これが後の「羅生門」などの作品に生かされている。

なんとすさまじい読書欲、この旺盛さはどこからきているのだろう。若い人の活字離れが言われる今では想像できない。そのどん欲さが後年の自殺につながったのだろうか。

社会主義が勢いを増し、ロシア革命の頃だ。思想と文学、好奇心・あこがれ、或いは美への探求、または知識欲……。想像の範囲を超える。

彼のツールはもっぱら図書館だ。本屋から「蔵書を減らせ」などと言われている今の時代、若者の情報・知識の源泉は、総スマホ時代に変わった。SNSからは、第二の芥川龍之介は生まれそうにもない。(嘆)

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