2016年8月28日 (日)

刺青流行の可能性

 ”オリンピックは終わった”という感じの日本だが、これからパラリンピックがあるのでまだ途中である。そこで感じたことに、刺青を施した選手が日本人以外で多いことがある。聞くところによると、欧米人は成人の10~20%が刺青をしているということである。

 日本では、温泉の「刺青おことわり」など、「ヤクザ」という連想があるのか、あまりいい印象を持たれていない。しかしそのうち、「グローバリズム」の波にさらされ、日本でも過去のものとなるかもしれない。

 塾頭は、これまでも書いてきているように「♪パーマネントは止めましょう」のはやりうたで育った年代だ。子供でも、「身体髪膚これを父母に受く。あえて毀傷せざるは孝の始めなり」の孝経の訓えは知っていた。

 だから、整髪と爪を切ること以外は身体に手を加えることをタブー視する習慣から抜け切れない。せっかくの「黒髪」を茶パツにするのは、サッカーの本田など、試合中いる場所がすぐわかるのでいいが、それ以外は反対である。

 シンクロナイズドスイミングや体操床運動の選手が刺青をしても、ドーピングでないからいい、と言うことになるのだろうか。そのうち刺青の入れ方まで採点基準になるとか……。

 オリンピックのギリシャ彫刻は生まれたままの姿。それがいいとも言えないが、120億円もかけて首相がマリオの扮装で出現するのと同様、あまり見たくないもののひとつである。

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2016年8月27日 (土)

AI、やっとベスト10入り

Dscf2883_2 本塾は、この24日に「ロボット兵器禁止」という題でAI(人工知能)をはじめて取り上げた。また、22日には「いい国ランキング」で、ランキングというのは、あまり好まないが、オリンピックの国別メダル獲得数など現状把握にはわかり易い道具であるというようなことも書いた。

 今回は、AIの国別論文数ランキングである。あえてまたランキングを取り上げたかというと、塾頭はこれなら日本はトップクラスだと思っていたら、ベスト10にすれすれ滑り込み。特許数はアメリカを上回っていたのが10年前から逆転、直近はゼロすれすれになった。

 ロボット兵器はごめんだが、医療分野など、どうなっているんだろう。アメリカがダントツなのは、世界の頭脳がシリコンバレーに集中するためらしいが、こういったことも米国一極主義ではなく、多国主義でバランスの取れた発展をしてほしいものだ。(写真図版は、毎日新聞)

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2016年8月26日 (金)

民進党が見えない

 佐藤千矢子毎日新聞論説委員は、26日付同紙のコラムで普天間基地の辺野古移転について、与党内からも移転先について「考え直さなければ」という意見が出始めた、と書いている。

 本塾は6日付で「蓮舫氏に期待する条件」、16日付で「安倍首相の変身があるか?」を上げた。いずれも民進党に向けたものだ。

 「安倍首相の変身があるか?」は、核兵器廃絶の機運が、国内外に高まってきた背景のもと、それに乗るのが安倍延命策に有利と見れば、「核の傘論」に固執せず変身するかも知れない、そうすれば、民進は遅れをとって自・公の後塵を浴びることになる、という内容だった。

 冒頭の、与党内における辺野古移転断念論は、どういう筋の誰が行っているのかわからないが、アメリカが辺野古移転しかないように言っているのは、米軍の都合というより日本政府による強硬姿勢の足をすくうようなことはできない、という底流を知っているからに違いない。

 民進党も、民主党時代の鳩山首相失脚トラウマもあって、辺野古移転反対を公約できず、「賛成」のままだ。与党が先に方向変換したらもうだめだ。安倍延命の思惑通りになり、政権交代はなしになる。

 自民の新・二階幹事長は、安倍人事では考えられなかった親中・親韓を建て前とする議員の起用だ。女性天皇容認を説き、天皇生前退位の意向にそえる皇室典範改正にも積極的な発言もしている。

 そんな時に、「岡田さんは好きだけど、つまらない男」発言はないだろう。国民は、民進党に怒っているのを忘れてないか。蓮舫さんは、期待しているだけにがっかりだ。

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2016年8月25日 (木)

慰安婦問題とオリンピック

 岸田外相は、日韓外相会議で元・慰安婦問題に関連し、韓国が設立した財団に10億円を拠出する方針を伝えた。

 塾頭はこれまでたびたび言ってきたが、慰安婦問題で、強制連行などあり得ないし、性奴隷状態も通常の神経が麻痺する最前線ではあったかも知れないが、現場を見たわけでもないので、何とも言えず、事実には立ち入れないと思っていた。

 また、元・慰安婦の証言を「うそだ」と言える資格も全くない。、ただ、日本政府が何らかの対応をすることが必要だ、と考えていた。その結果打ち出された河野談話とその措置は、最低限容認される線として受け止めていた。

 それが、政治利用や反日感情を高めたい人たちの動きで再びむしかえされた。日本側にも責任の一端はあるが、その間、理性や知性の働く余地が全くない、感情論だけで終始したことは残念だった。

 今回の決着は、どう見ても双方の主張や原則論をパスした「つかみ金解決」で、双方とも勝負は負け。これで三度むしかえされることが無くなれば、「結果良ければすべてよし」ということになるかどうかだ。

 しかし、今回の結果が日韓の新しい潮流に中で進んでいったという感じも否めない。塾頭は、『朝鮮日報』日本語版のコラムの中にそれを見た。やや長い引用で気が引けるが、日韓友好のためとお許しをいただきたい。

【コラム】孫基禎と朴柱奉、恥辱から誇りになった日章旗
1936年8月9日、ベルリン五輪のマラソン表彰台の一番上に孫基禎(ソン・ギジョン、1912-2002)が立った。彼のマラソン制覇は民族の快挙だったが、金メダルを首に掛けた表情は暗かった。植民地下の朝鮮を生きていた孫は、記念品として贈られた月桂樹の苗木で日章旗マークの入った胸部を隠した。

 日本の国歌が演奏され、日章旗が掲揚される間、彼はまるで罪人のようにうつむいていた。サインを求められると日本式の氏名ではなくハングルで名前を書き、その横に韓半島(朝鮮半島)を描いていた24歳の青年にとって、表彰台の上での短い時間は忘れたい記憶だったことだろう。

 それから80年がたった今年8月19日、リオデジャネイロ五輪のバドミントン競技が行われたリオ中央体育館で、日本の松友美佐紀、高橋礼華組が女子ダブルスで優勝を収めた。準決勝で韓国のチョン・ギョンウン、シン・スンチャン組を抑えて勝ち上がった2人は、史上初となる五輪バドミントンの金メダルを日本にもたらした。試合の後、喜び合う2人の後ろに見知った顔があった。1980-90年代の韓国バドミントン界のトップスターで、バドミントンで名誉の殿堂入りした朴柱奉(パク・ジュボン)監督(51)だった。日本の選手たちを抱きしめた彼の左胸には、日章旗がはっきりと見て取れた。

 朴監督は2004年から13年間、日本の代表チームを率いている。バドミントンの強くなかった日本に監督として赴任した彼は、日本チームの体質を変えた。代表チーム専門の練習施設を作り、合宿トレーニングを導入する一方、根の深い敗北感を払しょくしようと努力した。(中略)

自国の好成績を目にした日本の国民は「朴柱奉監督がいなければ、日本のバドミントンが日の目を見ることはなかっただろう」と拍手を送った。それは私たちにとっても新鮮な驚きだった。

 朴監督の胸の日章旗を指して「親日派か」とそしる人もいなくはなかったが、それよりも多くの人が「日本が韓国人に学び金メダルを獲得したとは、本当に誇らしい」という反応を見せたのだ。朴監督の胸の日章旗を指して「親日派か」とそしる人もいなくはなかったが、それよりも多くの人が「日本が韓国人に学び金メダルを獲得したとは、本当に誇らしい」という反応を見せたのだ。

 国を失っていた80年前には世界で1位になっても消したかった「恨(ハン=晴らせない無念の思い)」のこもった日章旗が、今回は韓国の能力と優秀さを世界に伝える誇らしい成果の象徴となった。韓国人の手で成し遂げた世界1位という結果は、韓国人の胸に付けられた日章旗がもはや恥辱ではなく、誇りになり得ることを示した。

 これはスポーツにだけ当てはまることではない。日本の植民地支配からの解放後、韓国は数多くの分野で日本の技術を学び、それを基に日本を超えるため汗を流してきた。自動車や半導体の発展は、そうして成し遂げられた。真の克日(日本に打ち勝つ)とはこういうことだ。

 克日は騒々しく叫ぶスローガンではなく実力の問題であることを、日本代表を率いて五輪のトップに立った朴柱奉監督が示してくれた。彼が今大会で成し遂げた成果と送られた拍手が、韓日両国が歴史問題の痛みを乗り越えて新たな未来に向かう契機となるよう期待したい。

イ・スンフン・スポーツ部記者

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2016年8月24日 (水)

ロボット兵器禁止

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 今朝の毎日新聞1面に、本塾は大きなショックを受けた。基本方針として、あくまでも過去の歴史を中心に、人類を頽廃させる戦争をなくするかを柱としてきたからで、新兵器にはそれほど関心がなかった。

 同紙は2面、3面にも関連・特集記事を配しているが、そこでAI(人工知能)は「火薬、核に次ぐ第3の革命的兵器」になると解説し、警告をしている。当塾も無人爆撃機の無差別空爆などを非人道的として非難してきたが、より深刻である。

 憲法については、③項を加え自衛隊の存在を認めた上で、海外派遣は、地域制覇などを目的とする武器使用は通常兵器であっても携帯を禁止するという立場であった。どういう理由があろうと「侵略」ととられることはできないようにするためである。

 さらに、専守防衛のためならそれに必要な備えと兵器開発はあってもいい、あるべきだとも思っていた。制海権、制空権を完璧に維持すれば、ミサイルの撃ちもらしがあったにしても、国土が占領されない限り戦争に負けることはない。

 もし、仮想敵国が核攻撃や、国土を占拠をしたいと思っても、日本国憲法が機能している限り、膨大な人的犠牲覚悟でやってくるはずはない。しかし、ロボット兵なら破壊されても、追加大量生産することにより企業が儲かる。

 ロボット兵をどんどん侵攻させ、住民や政府を追っ払ったあと、人間が後を追って無傷で侵攻・占領すればいいのだ。報道がイスラエルなどの兵器開発を追求しているのを見るのは初めてだが、アメリカ、イスラエルはもとより、ロシア・中国も研究・開発には相当力を入れているようだ。

 写真の右下・題字下を見ていただきたい。「自動運転統一基準へG7が来月合意」という記事紹介がある。来月23日から軽井沢で開かれる、G7交通相会合の共同宣言に盛り込むという合意ができそうだ、ということだ。

 現在、自動運転の国際基準作りは国連の専門家会議で議論が進んでいて、日本とドイツが共同議長を務めており、EUや韓国などが参加しているが、米国、カナダ、中国などは参加していない。

 これは民生用自動車のことだが、なにか、不参加は核兵器廃絶条約に対する核保有国の対応を思い起こさせる。ロボット兵器輸出のため、あらゆる制限は排除しておきたいということではないか、と邪推されても仕方ない。

 ロボット兵器に話を戻すと、クラスター爆誕禁止などで実績を上げた「特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)」は、今年4月、ジュネーブで非公式専門家会議を開催し、自律型致死兵器システム(ロボット兵器のこと)規制の是非などを公式に議論する方針を決定。17年にも政府専門家会合を発足させるという。

 さて、日本はどういう対応をするのか、クラスター爆弾は、当時、自民・防衛当局が日米安保を理由に禁止反対を堅持したが、公明党と福田首相が覆して賛成に回った。ここに、全国民が監視しなければならない新たな問題がまたふえた。

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2016年8月22日 (月)

見たくなかった五輪映像

●選手より大げさに喜ぶ監督。

●「楽しんできたい」が定着したと思っていたら、メダルを取って泣きじゃくる選手。

●専用機まで使って、道化役を買って出る一国の総理。

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いい国ランキング

 オリンピックでメダル獲得国別ランキングというのが毎日ニュースにのる。ナショナリズムをくすぐる道具だが、気にならないわけでもない。ちょっと古いデータで申し訳ないが、「いい国ランキング」というのがあったので紹介しておこう。

 2016年1月20日、スイスのダボスで開催された「世界経済フォーラム」で、米週刊誌『USニューズ&ワールド・レポート』が世界の「最高にいい国」ランキング(Best Countries)を発表した。60の国を対象に、1万6200人以上のビジネス・リーダーなどが9つの分野と75の基準で評価し、ランキングを作成したという。

【世界の最高にいい国 トップ10】
第1位:ドイツ
第2位:カナダ
第3位:イギリス
第4位:アメリカ 
第5位:スウェーデン
第6位:オーストラリア
第7位:日本
第8位:フランス 
第9位:オランダ 
第10位:デンマーク

 以上のうち3位イギリスは、EU離脱で先行きが不透明になり、何が起きるかわからないのと、アメリカもトランプ現象や銃乱射事件が後を絶たず、中東処理の方向性に疑問を残すので、塾頭評価ではベストテン落ち確実。

 なお、その判断基準として示されたのは次の9項目である。

◆1:楽しさ、魅力、安定した気候など「刺激・アドベンチャー」。
◆2:人権や男女平等、環境への配慮、宗教の自由など「市民の意識」。
◆3:文化面での流行・洗練度、影響力など「文化的な影響力」。
◆4 :世界市場との繋がり、技術的専門知識、教育を受けた人口割合など「企業精神」。
◆5:身近な文化、豊かな歴史・料理など「歴史的背景」。
◆6:独自性、活性化など「原動力」。
◆7:税、安価な製造コスト、組織の腐敗など「企業への市場開放度」。
◆8:政治面・経済面での影響力、軍事力など「世界での影響力」。
◆9:食料・住居、教育の質、医療福祉、雇用・政治的な安定、個人の自由など「生活の質」。

 フランス、オランダもISなどにテロの標的とされる危険があるので同様。すると、日本はメダルに手が届くかどうかの位置にくる。核廃絶・軍縮、そして人権や平和などに熱心なニュージーランド、スイス、ノルウエー、南アフリカ、アイルランドなどは、ぜひベストテン入りをさせたいものだ。

 以下は塾頭独断。逆に現在戦闘や、それに近い殺戮が繰りひろげられているワースト10。

シリア ウクライナ リビア イエメン マリ 南スーダン アフガン パキスタン トルコ エジプト

 このほかに国内に多くの他民族を擁し、差別や不満がから分裂の危機をかかえ、あるいは他国の政争に介入し、新帝国主義な膨張で危機を醸成して国内の団結をはかるという、ある種の宿命をかかえている国が3巨大国である。

 アメリカは国として独立してから240年。現在のロシア、中国も日本の明治維新後にできた新興国で新しい国だ。そういった意味での洗練された伝統というものが感じられない。大国ではないが、統合の糸口も見とおせない朝鮮民族の南北2国も同様で、危なっかしい行動が多い。

 日本は、これからどういう道をたどるべきか、他国追随ではなく深く考えてみる時期に来ている。

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2016年8月21日 (日)

秋来ぬと

「所により猛烈な豪雨、雷、雹、竜巻にご注意ください」Dscf2871_2


天気予報で口癖のように毎日繰り返されました。まだ続いているようです。雲も、かつては大きな入道雲が二つ三つ山にかかるという風景でしたが、今年は海でも山でも平地でも、ところ構わずニョキニョキと発生。その間に、ノッポなこけし型も交じっていたり。Dscf2867_2


 やっと、違う雲も出るようになりました。いわし雲、うろこ雲ならぬ「魚の骨雲」、「新鋭ジェット戦闘機雲(ちょっと無理かな)」――

  秋来ぬと目にはさやかに見えねども
  風の音にぞおどろかれぬる
       (古今和歌集・藤原敏行)

 昨今は、雲の形まで風情がありません。

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2016年8月19日 (金)

リオ連想

 テレビは、連日オリンピックの満載。にぎやかなことである。リオといえばカーニバルがこれまでの映像の定番だった。日本の阿波踊りのようなものでる。盛り場、そしとて辻から辻へとにぎやかに踊る。そもそもの始まりはどこか。陸上競技→箱根駅伝→藤沢遊行寺坂→一遍和尚という連想になった。

 時宗の踊り念仏は、鎌倉時代一遍和尚の布教の先々で流行した。そして東海道から鎌倉に向かおうとしたところ、幕府に押しとどめられた。街道からの分岐点となる場所が藤沢である。そこを根拠にして布教につとめたことから、没後弟子たちが今に残る遊行寺を造営した。

 乞食坊主で民衆と同じレベルで苦楽を共にした一遍にとって本山など必要はなかった。真言・天台・禅のような権力からの保護や支持もなく、鎌倉仏教といわれる日蓮とか法然・親鸞を開祖とするメジャー教団とは違うが、「時宗」として生きつづけ、法灯が消えるようなことはなかった。

  はねばねよ 踊らばをどれ 春駒の
        のりの道をば しる人ぞしる
                 (『聖絵』)

 「のりの道」の”のり”は乗る、(調子を)合す、法(のり)の3つにかけられる。大衆の自由奔放ではじけるような踊躍念仏は、あきらかに一代で消える新興宗教と違って、しっかりとした法理の支えがあったのだ。しかし、秩序に重きを置く既存勢力からの支持はなく、目を背けられるようなこともすくなくなかった。

 「念仏する時は、頭をふり、肩をゆりて、おどる事野馬のごとし、さわがしき事山猿にことならず。男女根をかくすことなく、食物をつかみくひ」 
         (『天狗草紙』)

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2016年8月18日 (木)

安倍首相の変身があるか?

 前回は、アメリカの核先制攻撃を是認したい安倍首相について書いた。だが、オバマの意志を継ぎそうな民主党クリントン候補が優勢と伝えられるにつれ、安倍首相が核廃絶に向かって大きく変身する可能性がある。

 これは、去年の終戦記念日の首相談話で経験している。しかしその後安保関連法を強行採決したように、彼の本質が変わるわけではない。民心をつかむテクニックにたけているだけで、民進党;の蓮舫党首への期待などでは到底追いつけない。6日に書いた「蓮舫氏に期待する条件」に、「核兵器廃絶」を掲げないと安倍自民の後塵を浴びることになる。

 それは何故か。11月の7、8日千葉県佐倉市で、核兵器廃絶を目指す国際NGO「平和首長会議第6回総会」が開かれる。ちょうどアメリカ大統領選と同じ日である。同会議は、国内の全自治体1741の94.3%が加盟するが、塾頭がホームページなどで調べるともっと多く、ほぼ100%近くになるのではないか。総選挙には現れない「国民の意志」である。

 さらに、核軍縮に関する国連作業部会が、核兵器禁止条約交渉の来年中開始を求め、これを支持する国が、国連の過半数を越え107カ国に達した(毎日新聞8/18)。そこで、どういう議論が交わされ、どういう決定がなされるかが問題になる。

 「核保有国がいなければ何もできない」という考えは通用しにくくなっている(メキシコ、ホルヘ・ロモナコ国連・国際機関代表部大使=前掲紙)。また、日本を含め「核保有国との合意を見出したい」という考えは、核保有国を元気づけるだけと見られている。、決議阻止ではなく前進させるための手段とせざるを得なくなるだろう。

 前述の首長会議は、国連に出席し発言の機会も与えられる。米・トランプ氏や、日本をはじめ右派勢力が捕らわれている核の傘論が、いかに陳腐なものであるか、また、核廃絶が空論でないことを国際市民証明する日が近いような気がする。

 核の傘がまともに機能する時代は去った。唯一の被爆国が世界をリードできる貴重なチャンスをものにするのは、安倍か蓮舫か?。

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