改憲と各党の姿勢
衆院憲法審査会の条文ごとの審査が、昨日(24日)から第一章、天皇を最初に始まった。毎日新聞が”憲法審査会での「天皇」をめぐる各党の論点”という一覧表を載せており、各党の改憲に対する姿勢・特徴がわかるので以下に転載する。
電子版ではこの表がなく、朝日・読売では記事も見あたらなので転載した。下表も正確な議論の内容ではないが、次回総選挙で党を選ぶ有力な手掛かりになるだろう。
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【民主】女性天皇を認めるなど皇位継承順位が変わる場合は国民投票が必要▽首相公選制で天皇の任命手続きがどうなるのか議論がない
【自民】天皇を元首と明記、国旗・国家規定を新設▽皇位継承は変更の必要なし▽(憲法上明文のない)公的行為を銘記すべきだ
【公明】改正を必要とする条文はない▽現在も元首と同様な扱いで改正の必要なし▽女性天皇は認める方向だが皇室典範の議論だ
【共産】前文を含め全条項を守るべきだ▽公的行為の明記に反対▽世襲天皇は人間の平等の原則に合わず将来は民主共和制を目指す
【きづな】元首が天皇であるとの意識は国民にあり明文化の必要はない
【社民】元首の明記に反対▽女性天皇は皇室典範の改正で実現を▽公的行為の明記は政教分離の観点から重大な問題
【みんな】首相公選制導入のため天皇を元首と明記▽国旗・国家を規定
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・国民新党欠席・たちあがれ日本は自民とほぼ同じ改憲案を持つ。
【塾頭感想】第一章以外もそうだとすると、塾頭の考えに最も近いのが公明党だ。同党はこれまで「論憲」をいってきたが、自民党案に明確な対立軸をだしてきた。公明党に投票したことは一度もないが、この点だけは支持したい。また共・社が自民党案に反対するのは、既定路線で特に変わったことはない。
塾頭は、自民案に対抗するには、自分たちの主張に沿った対案を示し、その正当性を主張すべきだとこれまでもいいつづけてきた。その点、共産が民主共和制という対案歩持ってきたが、自ら「将来」というだけに一笑に付されて議論にはならない。
社民は、女性天皇を主張するがこれも「皇室典範で」といい、改憲の対案にならない。ただ「反対」だけでは何の力にもならなかった過去の歴史が、社民党の弱体化を招いてきたことを厳しく反省すべきだろう。つまり、多数のペースに乗せさせられ結果的に相手を利することにしかならないということである。
最後に民主であるが、同党を代表したのは山花郁夫議員である。彼とは名刺交換をしたことがあるが親譲りの護憲派である。しかし、それを表に出せないような枝葉の問題だけで不鮮明な表現になっている。
この構図は、同党内部の消費税増税、脱原発に対する不統一混乱ぶりとまさに軌を一にする。党内に自民党右派を上回る改憲派がいることもあきらかで、次の第二章戦争放棄に進めば山花議員も進退窮まることになるだろう。
小沢元代表と野田首相の会談はともかく、そう遠くない時期に党を分裂させた方が国民にわかりやすく、いずれそうせざるを得なくなるだろう。それまでに憲法も本質的な問題で議論を高めておく必要がある。
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